こんにちは。2年の高岡です。
先日、全日本選手権があり、1年半お世話になってきた30の先輩方及び一部の学生コーチ方が引退されました。これまでお世話になりました、ありがとうございました。30の先輩の荷物が無くなった部屋を見て、哀愁を感じる今日この頃です。
僕はジュニアが次に控えている全日本新人戦には出場しないので、同級生よりも少し早めのオフシーズンに入りました。
同期の野村に触発され、このブログで思うことを書かせていただきます。(正直な話、全日本後に野村と副島と色々と話す中で色々思ったことをブログで書こうと思った矢先、野村に先を越されて悔しいです笑)
僕は野村のやってきたボートでの努力はもちろん生活面での努力も身近で見てきました。ジュニアキャプテンを務めてきた彼は、僕の見る限り、12月に一度、東商戦の敗北後にもう一度変わった気がします。最初はキャプテンとして代を動かしてという覚悟から生まれた変化。そしてもう一つは代ひいては部を強くするために自分が変わらなくてはという決意から生まれた変化。僕は勝手にそのように感じ取っています。彼は変わりました。強く頼りがいのある人物になりました。
そして彼は組織として強くなれなかったとブログで言いました。なぜでしょうか?
彼の書いたブログに、ローイングはチームスポーツ、インカレは組織vs組織とありました。まさにその通りだと思います。僕は組織として強くなるためには、野村のような刺激を与えてくれる人に加え、個々人がその変化に気付き、それに応える力も必要だと思います。生物でいうとシグナル伝達物質と受容体のようなものです。生物は体内で信号となる物質を放出し、それを受容体が受容し周囲に反応を伝えることで生命活動を維持しています。僕が言った応える力は、受容体の方に当たります。受け取る力のない受容体では、生命を維持することはできません。
野村は、自分から動くことの必要さを書いてくれました。彼のブログに感化され、部員の中から思っていたことを実行してくれる人が沢山出てくることを期待したいです。僕は、組織として強くなるために、もっと部全体がその影響を受けやすくなる必要があると思います。
周りをよく見て、そこから考え、実行することは難しいですし勇気のいることです。しかし、それを実行した人を讃え、その気持ちに応えることは出来るはずです。どんな小さなことでも良いのです。ある人が遅刻しなくなった、ストレッチをやるようになった、ビデオを研究するようになった、発言をするようになったというような些細な変化であっても。そうすれば周りを感化させるような行動を積極的に受け入れる風潮が自ずと生まれ、さらに良い循環を促進するでしょう。
副島の広報、水野さんの始めた新しいサポート体制といった新しく始まったものにどこまで応えられてきたでしょうか?東京大学漕艇部を良い方向へと考えている人たちの行為を活かせているでしょうか?
最後に一言。野村のブログの始まりは一般の人へ向けた敬体から最後は常体へ変わりました。僕はあえて敬体で書かせて頂きます。
稚拙な文章を失礼しました。お読みいただきありがとうございます。