こんにちは。Jr.の宇都です。最近は非常に暑い日や台風など夏の本気に苦労しておりますが、読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて僕は先日漕艇部公式Twitterで部員紹介されましたが、その中のボートへの熱い想いというコーナーで「理想の漕ぎがしたい」と書きました。自分のボートへのモチベーションはレースに勝つということはもちろん、理想の漕ぎをして最速を味わいたいという思いも大きな部分を占めています。毎モーション少しでも理想の漕ぎに近づきたいと乗艇前には必ずイメージビデオを見ることにしています。そこで今回のブログでは1年半のボート部ライフで蓄積された僕のイメージビデオコレクションの一部を紹介したいと思います。では早速いきましょう。
Collection No.1 日大8+ UT
はい、先頭打者は数年前の日大エイトのUTの動画です。この動画にはスイープで漕ぎ始めた9月ごろに出会った記憶があります。主にUTの中での遠くで水を掴む感じ、メリハリ感、シートトップで素早くエントリーする点、リラックスして艇に乗り込む感じを参考にしています。特に艇に乗り込むことができていないなと感じた時によく見ています。それにしてもDPS大きいですね。
Collection No.2 NSW Kings Cup 8+
次は東大漕艇部お馴染みのこの動画です。この動画ではベンドをフィニッシュで開放する感じや整調のキャッチ姿勢、あとは後半の中レートでのリズム感などを参考にしています。回旋に課題を感じ始めていた時期(今もですが)に自分のキャッチ姿勢と整調のキャッチ姿勢の静止画を比較したり、中レートメニューの前に見たりなどという方法で利用しています。個人的に整調のよく背中の見えたキャッチ姿勢がお気に入りでカメラロールにスクリーンショットがあります。
Collection No.3 GB W2-
次は初めて見た時、ぶら下がりの長さに感動したこの動画です。ぶら下がりの長さやそのフォーム、キャッチで体重を乗せる感じなどを参考にしています。最近は8+に乗っており、速い水の流れにうまくぶら下がれず苦労しているため重点的に見ています。イメージビデオにしているクルーも多く、とてもよいビデオだと思います。
Collection No.4 軽量級 明治8+
次はポンドでのレース動画です。昨年か一昨年の軽量級8+の準決勝の動画です。このクルーはエントリースピードがとても速く、シートトップでエントリーが1枚しっかり決まっているので、4+の整調をしていた際に艇全体のシートトップでエントリー決まるリズムを作るためによく見ていました。また背中がよく見えるいいキャッチ姿勢なので、前述の回旋改善強化月間によく見ていました。しかしなかなかこのクルーの漕ぎを真似するのは難しく(当たり前ですが)、まだまだこの漕ぎには程遠いので粘り強く取り組んでいくつもりです。
Collection No.5 German 8+
次はドイツの8+クルーの動画です。足首を柔らかく使って、フォワードしながらエントリーし効率のいいキャッチをする点を参考にしています。自分はまだまだ漕技が未熟であるため蹴り込みが大きい漕ぎをしがちです。出ながらエントリーをするのは難しいですが、この動画でタイミングなどを体に刷り込み艇上でイメージしながら漕ぎ、自分の乗艇動画をチェックするというサイクルを繰り返しています。
Collection No.6 Italian 2-
(動画が見つからない場合は2017年8月10日の記事か2018年7月29日の投稿に遡ると、このクルーの動画を見ることができます。)
トリを飾るのはこの動画です。ハイレートの漕ぎをスロー再生したものなんですが、キャッチうますぎですね。V字スプラッシュが美しい。今の僕のキャッチの理想はこれです。水面をブレードで狙いながらフォワードし、出ながらここしかないというピンポイントでこぶし1個分でキャッチする…。言葉では上手く言い表すことができませんが、正しい漕ぎは美しい漕ぎであるような気がします。個人的にお気に入りの2-で、今日も動画を漁っていたのですが、なかなかたくさんは見つかりませんでした。もしこの2-(Italy #S Giuseppe Vicino #B Matteo Lodo)のいい動画見つけたという方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。
以上でイメージビデオコレクションの紹介は終わりです。これらの動画の多くはコーチや学生コーチ、先輩方から教えてもらいました、ありがとうございます。また最近学生コーチの方に、イメージビデオは漕手の動きだけではなく艇全体の動き方も参考になると教えてもらい、なるほどと思いました。そういう視点でも動画をみてより多くのことを吸収していきたいです。
今日の午後から新人が浅野杯合宿のために艇庫入りするようです。漕ぎを研究したいという新人にこのブログが参考になれば嬉しいです。
まだまだ暑い日は続きますが、インカレに向けて毎モーション粘り強く練習していきます。応援よろしくお願いします。長文を読んでいただきありがとうございました。