こんにちは。ジュニアコックスの堀江です。
本来この記事を書く予定はなかったですし、そもそも部内の方で割り当てられてもいなかったのですが、京大さんの方のブログを拝見させていただいて、書きたいことや伝えたいことが溢れ出てきたので書いちゃいます。
今回、ジュニアはフォア・エイト両クルーとも勝利することができました。応援に駆けつけていただいた方々、ニコニコ動画などで中継をご覧になっていた方々、応援ありがとうございました。
では、東商戦終了(あるいはもっと前)から京大戦までの取り組みを振り返って行きましょう!
良かったところ
・自主性が育ってきた
ジュニアの幹部には、「32のみんなが自主性を持ってボート部に臨むようになる」という1つの目標があります。
はじめ(去年の12月ごろ)は、太田・高岡の決めるメニューにただただ従うだけで意図も考えずにやっておりました。
代として意識が変わったのはいつごろでしょうか、僕としては、東商戦にむけた春休み中だったと思います。岩井が代ミーティングの場で「もっと幹部以外からの企画をやろう」「オレたちから動かしていこう」的な感じのことを言ってくれたのです(たしか岩井がメンタルトレーニングの話をしたとき)。次第に乗艇中もミーティング中も意見交換が活発になっていったと思います。
でも、僕には京大戦クルーを組んでからの方が印象的ですね。僕が漕手にFBを求めたからでしょうか、対校と合同練習をした影響でしょうか、あらゆるFBが活発になりました。漕手に対しても、僕に対しても、さらにはコーチ陣に対しても。フォアの方も笹野がクルーミーティングで工夫して、意見をみんなが出すような環境づくりがされていました。
まあ、まだまだ伸ばせると思ってます。僕もみんなもね。みんながみんな、いつでも能動的に動くのは難しいです。正直だるい日もあります。でも「能動的に動けるモーション」を自分から作り出せる力はつけられます。こっからは気持ち次第。雰囲気で対校を突き上げよう
・議論が具体的になった
これは東商戦後の懇親会で三村コーチから指摘されたことです。
「このメニューの何mらへんのリズムが良かった」とか「UTの中盤はバランスが悪かった。」とか結果だけの議論で持ってこられる結論は大体「気をつけよう」。
今回乗艇中のコールと乗艇後ミーティングで気をつけるようになったのは具体的な動作をどうすればいいのか、どこを意識すればいいのか、を明確にしたことです。漕手も同じだったと思います。「じゃあ次どうする」となったときに、例えば「フォワード中のギャザーが足りないから、乗り込み、ストレッチャー体重意識しよう」とか「そもそも水中弱いから、まずキャッチ・エントリー合わせて強く押す」とか、当たり前のことだけどなかなかできていなかったことをしていきました。
やることが明確化して、意識の統一が図りやすかったです。これは今後も続けていくべきですね
改善点
・体力
強豪と言われる日大や明治、中央などに比べて足りないのは、やはり体力が一番ではないでしょうか。エルゴが意外と伸び悩む人が多かったり、そもそも怪我で練習に参加できなかったり。怪我に関しては乗艇直後のストレッチや気温の上昇で良くなりましたが…。エルゴ値は技術でカバーできると言っても、限界があります。だって、ゴリゴリでうまい人が一番強いじゃないですか笑
エルゴの伸び悩み、どうすれば良いのか話し合いたいです。伸びるときは一気に更新するんですけどね。諸先輩方のご意見もお聞きしたいです。
・エイトでも並べしたい
対校との合同練習とその後1週間くらいはメニューのほぼ全てで並べましたが、その前2、3週間とその後1、2週間は結局単漕。
うーん、個人的にはもっと勝負勘を鍛えたかったところです…。まあじっくりリズム作りできたので良かったと言えば良かったのですが。
フォアはほぼ毎乗艇で対校ダブルや鉄門フォア、他大のフォアと並べをしていて、正直うらやましかったです。自分の位置を確認するのにも役立ちますし、そもそもレースは並べですから、並べの漕ぎをうまくしたいです。
まだまだありそうですが、すごく長くなってしまったので、とりあえずこのくらいにしますね。続編書くかもです笑
今回のクルーでは、エイトのコックスが楽しいと初めて思えて、すごくすごく濃密で充実した2ヶ月間でした。今まではフォアとかペアに乗りたいって実は思ってたりしましたが、もうエイトしかないです笑
まだトップコックスやったことないので、フォアとかペアもやらなきゃですが、「エイトで勝つ」ことの意味、それへのこだわり、実感できました。
インカレ・全日本・新人戦、エイトで出場して勝ちます。
長文失礼しました。
堀江