こんにちは。新4年の翁です。
前々回のブログでは猫の生態についてとんでもなくざっくり書きましたので、今回は戸田公園にいる動物シリーズ第2弾ということに勝手にして、ポンドや川で毎日浮かんでる「鴨」について、普段から気になっていたことを調べ上げ、とんでもなくざっくり書いてみることにしました。
とりあえず数分考えて思いついた疑問は以下の通りです。
・なぜ至る所にこんなにもいるの?
・夜は何してる?
・天敵は?
・何を食べている?
・冬眠するの?
・ポンドの鴨は食べられるの?
・なんで艇を避けるのはぎりぎりなの?
とりあえずこんなもんですね。では調べていきます。
・なぜ至る所にこんなにもいるの?
どうやら鴨は古代から日本に住み着いていおり、好んで食べられていたそうです。その根拠として各地の貝塚から見つかる鳥の骨の中ではマガモの骨が最も多く見つかったそうです。
やっぱ昔からいたんですね。ちなみに繁殖形態はご存知の通り卵生で、水辺に巣を作って一度に7~12匹程度生むそうです。こんな感じです。

荒川沿いの草むらを手当たり次第にかき分けていけば鴨の巣を発見できるかもしれません。ですが鳥獣保護法により、山野に生息している野生の鳥獣は、『原則すべて捕獲が禁止』されていますので勝手に捕まえたりはしないでください。
ここまで調べみて、鴨が沢山いる理由まではよくわかりませんでしたが、一度に子供を10匹前後生む点や鳥獣保護法により人間からは守られている点から、あとは天敵の存在が沢山いる理由に関係してくるのではと考えたので、結論は・天敵は?のコーナーに取っておくことにしようと思います。
・夜は何してる?
初めて知ったんですが、鴨やその仲間は基本的に夜行性だそうです。
いやいや、昼間に公園の池などにいるじゃんと思ったんですが、日中に水上に浮いているのはもっぱら休息のためであって、採餌活動のためではないらしいです。
また水に浮かんで休息をとるのは外敵から身を守るためで、日中は羽繕いなどをしつつ、捕食者らが近づけない湖沼などの海水面で羽を休め、陽が落ちてから陸に上がり餌をとるそうです。そして陽が昇るころにまた水上に戻ってくるそうです。
え嘘やん…ポンドの鴨は日中も陸にいるやん…、ポンドには天敵(艇)沢山いるやん…
結論:ボート部員は鴨に舐められている
・天敵は?
鴨が捕食されるような天敵は、オオタカやハヤブサの他、ヒトを含めた肉食哺乳類です。これらの捕食者の動きに鴨たちはとても敏感だそうです。また、卵やヒナのうちはカラス、ヘビなどが大きな脅威です。
なるほど肉食動物全般が天敵に値するらしいですね。しかし僕ら人間が住む場所では野生の肉食動物が住める場所は少なく、あまり多くは見かけません。よって鴨が身の回りに沢山いる理由をまとめるとすれば、ヒトの住む地域では他の肉食動物はあまり存在せず、さらに鳥獣保護法により野生の鴨はヒトから守られていて天敵が少ないので、安定した繁殖ができている、ということになると思います。このことは鳩やカラスなどのほかの鳥類にも言えそうです。
ここまででだいぶ長文になってしまいましたが、締まらないので続けます…
・何を食べている?
水草や種子、プランクトン、貝などあまり動かないものが主食だそうです。平たく櫛(くし)状になっている嘴で、水とエサをこし分けて食べられるように進化しているそうです。また嘴の先端が爪のように尖っていて、生えている草をちぎり取ることも出来るそうです。なるほど、これが事実ならポンドは彼らにとって楽園ですね。
・冬眠するの?
しません。1年中外にいます。
・ポンドの鴨は食べられるの?
ポンドにいる鴨はおそらくこの「カルガモ」なんですが、

一般的に賞味されるのはこの「マガモ」だそうです。

しかしながら、マガモより食味が極端に落ちるようなことはなく、植物食の傾向が強い時期の肉は、マガモと並んで美味しいとされるそうです。つまりポンドの鴨は一応食べられるっぽいですね(野生なので獲って食べたら法律違反ですが)。
・なんで艇を避けるのはぎりぎりなの?
鴨の視覚や聴覚について調べてみましたが、別に感覚が鈍いというわけでもなく、この問いに対する答えは見つかりませんでした。おそらくぶつかる直前まで休んでいたいのでしょう。
長くなってしまいましたが、いらない知識が増えたということで良しとします。