こんにちは、江澤です。
いよいよ学校の暦でも新年度が始まり、今年もまた新歓が最盛期となりました。
ボートのシーズン開始と研究室のスタート、それに新歓か重なるのは体力的にはややキツイところもありますが、これから始まる大学生活への期待に目を輝かせる新入生と話していると、こちらもなんとなくフレッシュな気分になります(もう4年生なので勘違いも甚だしいですね笑)。
さて、新入生がこのブログを目にするかもしれないと思うと新歓を意識した記事を書いた方がいいかなと思う一方、ボート、また、チームについて最近心が動いたことがあったのでそのことを書こうと思います。
まずひとつめは、ボートについて。
ここ最近、わたしはエルゴでも乗艇でもウェイトでも「腕をヒモにする」ということをテーマにして取り組んでいます。
これはひと月ほど前にとある先輩からアドバイスをいただいたことから始まったのですが、そこからこのテーマに取り組みはじめて数週間のうちにエルゴタイムが大きく伸びました。
今までもリラックス感は意識していたし、ジュニア期に比べれば肩や腕が力んでいるという指摘を受けることも減っていたので、勝手にできている気になっていました。
でもまだ足りなかった。
アドバイスを受けてからは「リラックスなどという生半可な言葉ではなくもはや無だ!」くらいのイメージで漕いでいます。
これが徐々にできるようになってからというもの、水中の感覚が以前より鋭敏になりました。
今までは力みに邪魔されて感じられなかった水の感触が伝わってくるようになったのです。
4年生になってもまだまだ新鮮な発見がたくさんある、新入生に対してよく「ボートは奥が深い」と説明しますが、本当にスルメ競技だなと思います。
もうひとつは、マネージャーのこと。
自分の担当マネージャーである畠山と栄養面談をしていたとき、去年から部全体で取り組んでいる鉄分増強の話を聞きました。
記憶が正確ではないですが、この取り組みが始まったのは昨シーズンの初め頃。
うちの代のマネージャーが中心となって鉄分強化牛乳を導入したり、OGの木村さんにも協力していただいて定期的に血液検査をしたり、急ピッチでいろいろな取り組みが始まったのを覚えています。
そんなふうにものすごい勢いで始まったのには理由があったそうです。
「自分たちの代が最高学年になったときに勝つには今すぐ始めないと間に合わないから」
わたしたち選手はどうしても今日この日の記録、調子に目が行きがちです。
もちろん昨日よりも今日、今日よりも明日成長することは大前提。
でも今年より来年、また、先輩たちよりわたしたちが、より強くなるには、もっと計画的に、見通しをもって、前々から、さまざまな取り組みをする必要があります。
特に体づくりの基礎である栄養面はそうです。
それをしてくれていたうちの代のマネージャーたちは本当に頼もしいし、同時にわたしたち選手も、ひとあしもふたあしも先のことを考えて動かなければと感じました。
現在、取り組みの甲斐あって、部全体として鉄分増強の成果が出ています。
マネージャーたちと共に作ってきたこの身体でレースに臨むのが楽しみでなりません。
それでは、書きたかったことが書けたので今日はここで終わります。
女子部主将 江澤千春