こんばんは。主将の菱田です。
新入生が見てくれていると思うので新歓の話でも。
この新歓期に競合団体としてアメフト部やラクロス部と比較されることがありますが、ボート部はその2団体より部員数が少ないです。
昨日今日のテント列では、彼らが午前午後でシフトを組んでいるのに対して、弊部は全員が一日中新入生に応対していました。
人数が多いというのはそれだけで一つの武器であり、甲子園などを考えてみても、強豪校ほど部員が沢山いるように見えます。加えて、今日のような人海戦術が要される場面では特に有利に働きます。
一方で、少数精鋭という言葉があります。組織の中にムダが少なく、一人ひとりが自分の役目を果たしているイメージがあります。
少数だからこそお互いの長所短所をよく理解していて、物事に対して適材適所で対応できるのだと思います。そして「自分が何とかしないと!」という気持ちが強くなる分、個々人が力量を発揮しやすいのではないかと考えます。
人数の差異という問題はボート部内の練習でも当てはまります。シングルスカルやペア種目では自分の頑張りがダイレクトにスピードにつながるので、力を発揮しやすいです。一方エイトのような大艇では、速さは出るものの、自分がちゃんと水を押せているのか分かりにくいところがあります。
ですがボート競技において、他の誰かが漕いでくれているという考えは一瞬でも持ってはなりません。烏合の衆という言葉がありますが、人が沢山いるから一人ぐらい手を抜いても変わらないでしょという安易な気持ちがすぐに艇速の鈍りとなります。シンクロが求められるスポーツなので、一人の気持ちや動きのズレが、大きな歪を生むのです。
人数が多くなっても、自らが当事者意識を持って、自分に与えられた役割をきっちり果たすこと。それが集まることで、強いチームが形作られるのではないかと思います。
ボート部の目指すは多数精鋭です!
沢山の新入生の入部をお待ちしています。
明日明後日はサークルオリです。
お時間のある新入生、ぜひ101教室もしくは第二体育館へ!
主将 菱田卓志