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超回復

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こんにちは。新4年の林です。

眠りにつく瞬間というものがあります。ちょうど夢と現実の境界にいるような感覚です。布団の中でうとうとし始めて「あ…、もう眠るな…」と思った瞬間にはもう眠りに入っている。そんな体験を僕はよくします。

ある日曜日の深夜。僕は艇庫にいました。日曜日の夜なので艇庫にはほとんど人がいません。その夜も部屋には僕しかいませんでした。そんな静かな夜、仰向けに布団をかぶり、うとうとし始めて「ああ…、これはもう眠るな…」と思ったときのことです。突然、誰かがガバッとまたがるようにして僕のお腹の上にのしかかってきたのです。うっすらと目を開けてみましたが、目の前には何もいません。はじめは隣の部屋の顔が濃い同期のいたずらかと思いましたが、彼は帰宅したので艇庫にいるはずがありません。しかし、確実に 何 か が 乗 っ て い る。何も見えませんがそう感じたのです。夢うつつの状態で、僕は現実に起こっていることをなんとか分析しようとしていました。
すると、今度は左腕がぐーっと天井に向けて持ち上げられていきました。僕のお腹に乗っている見えない誰かが、布団の中の僕の腕をつかんで布団ごと持ち上げていくのです。抵抗しようとしてもお腹の重さと眠気で何もできません。左腕はどんどん引っ張られていきます。「あ、これ死ぬんじゃないのか…」と不意に思った僕はとっさに声を振り絞って叫びました。
「おい!!」
何に対する威嚇なのかは分かりませんが、何となく強気にならなければならないとそのときは思ったのです。おそらく実際には「ぉぁ…」としか声が出ていなかったのかもしれませんが、眠い中出せる限りの声を出しました。するとその瞬間、左腕にかかる力がほどけ、さらにお腹の上の重さもすうっと消えていきました。そして、そのまますぐに僕は眠ってしまいました。

結局、それしか起きませんでしたが、このときのお腹にかかった重さは今でも思い出すことができます。さらに不思議なことに、その数日後にも再び同じような体験をしたのです。そのときもお腹に誰かがのしかかるような感覚がありましたが、声を出すと重さは消えていきました。

ただ、後になって、そのような体験をしたのはどちらもウェイトの日の夜であったということに気がついたのです。長々と書きましたが、要するに極度の筋肉の疲労によって金縛りを何度か体験しました、という話です。ウェイトの日はよく食べてよく寝ましょう、ということですね、はい。これからも金縛りに遭うくらいウェイトで追い込んでいきたいと思います。

それでは。

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