おはようございます。ジュニアの清水です。
小学生のころ、「月と太陽のどちらが偉いか」という問いに対して、愚か者ばかり住む村の人たちが「太陽は明るい昼間に光っているのでなくても問題ないが、月は暗い夜に光るのでなければ困るから月の方が偉い」と答えるという昔話を聞いたことがあります。
唐突にこんな話を持ち出したのは昨日、一昨日と早朝練習の時に、月がきれいだったからです。沈みかかった銅色の月、中空で輝く銀色の月、と2日でも月の表情が変わって零度を下回るような気温に縮こまっていた心が少し慰められました。
話はそれますが、先の昔話の村人の答えに対するツッコミとして真っ先に思いついたのが、「太陽がなければ昼間も明るくないだろ」というものでした。このツッコミは当たり前のことを言っているように思われますが、見方を変えると村人は「昼間の明るさ」と「昼間に太陽が照っている」とを結び付けて考えていないということです。一般にAとBという事柄が同時に成立する時、人はその2つを結び付けて考えがちです。そういった定型の考え方にとらわれない点が「馬鹿と天才は紙一重」と言われる所以かもしれません。
さらに話がそれますが小学生の時は「太陽がなければ月も光らないだろ」と思っていたことを思い出しました。この昔話を聞いた昔の人はどのように反応したのだろうか、ということを考えると後者の方が不自然ですがそういう少しずれた考え方ができない人間になってしまったということは悲しいことです。
人は変わるものだな、とつくづく思います。入部する前は最低気温なんて気にしたこともありませんでした。「寒ければ着込めばいいけど、暑いときは裸でも暑いから夏より冬の方が好き」とか言ってた頃もあったと思うと、感慨深いです。太陽の偉大さも最近になって感じています。日照時間の短い冬の北欧で鬱の人が増えるというのは嘘ではないと分かりました。
総長杯レガッタに組会と話題には事欠かない週末だったはずなのにこんなにくだらないブログですみませんでした。