四年の朝比奈です。
レースシーズンに入り約二ヶ月経ちました。東商戦、軽量級と大きな大会が二つありましたが、結果は散々なものでした。
OBの氏家さんの指摘どおり、発艇時刻に遅刻するなど、レース以前の当たり前のことができず、またそのようなゆるい雰囲気を作ってしまったことを、最高学年として、大いに反省しています。
今後はもちろんこのような重大なミスはもちろんのこと、艇庫生活から見直し、行動していきます。
連敗が続き、皆自信を失っているとは思いますが、自分は東大漕艇部の永遠不変の日本一への夢は捨てません。
失敗から学び次に活かせれば、必ず変わります。強くなれます。
今自分たちに一番足りていないのは自主性だと思います。
今年からアラン・ベネットコーチが指導に当たっていますが、確かに彼の指導は素晴らしく、大いに得るものがあります。
ですが、ベネットという存在に甘えすぎなのではないでしょうか。今の東大の状態は、服の着替えから、トイレまで、何から何まで母親に面倒を見てもらっている子供のようです。
例えばどれだけの人間が、ベネットから与えられたメニュー以外に、自主的に補強メニューを行っているのでしょうか。主将の越村、嶋先輩、同期の和田以外見たことありません。
私の好きな著書にサミュエル・スマイルズの「自助論」というのがあります。「天は自ら助くるものを助く」という言葉はあまりにも有名ですが、今東大漕艇部に必要なのは自助の精神だと思います。
ベネットが代わりにレースに出てくれるわけではありません。
自分たちで強くなって、自分たちがレースにでて、勝利をつかまなければなりません。
誰も助けてはくれません。
偉そうなことを言いましたが、自分自身、人に甘えっぱなしで、自助の精神のかけらもありません。
自分から変えていきます。