こんばんは。トレーナーの田口です。
浅野杯合宿も折り返しを通過し、残すところあと5日となりました。長いようで一瞬ですぎるので、一つ一つのモーションの意義を高めていって欲しいところでです。
今回は、浅野杯出漕クルーのクォド部門について、写真とともにクルー紹介(という名の下馬評)をご紹介します。僕は毎練習モーターに乗ってるので、簡単なみどころも。
祥雲 (#C浅尾 #S志賀 #3山崎 #2三本松 #B竹熊)
組んだ当初は最も遅かったこのクルー、漕ぎ自体はそれほど壊滅的ではないのになぜか船が動かない。しかしあるモーションで遂に「力こそパワー」という真理に到達。何を言ってるのかは良く分からないが、それ以降は脚の潰しを全員で揃えてグイグイ船を進めるようになった。見所は、#B竹熊をはじめとして全体的に絶叫するところ。
彩雲 (#C岩崎 #S野村 #3李 #2笹野 #B八島)
整調に浜松北出身の経験者野村を擁する彩雲は、素直な船の進み方が特徴的で、対校の学生コーチも感心していたほど。ただいかんせんパワー不足感は否めないので、レースでどれだけcrazyになれるかどうかが勝負の分かれ目か。見所は、ブレード水中固定して船を”運んでいる”ような動き。
東雲 (#C田畑 #S野田 #3山田 #2副島 #B堀江)
彩雲とはある意味で対極にある東雲クルー。ミドルペアの身長・パワーは新人随一だが、問題はいかにそれをユニフォーミティー意識しながら船の動きに活かせるか。整調のリズムとバウの声掛けを起爆剤として、大幅な躍進が期待できる。見所は、ユニフォーミティーがどこまで保てるか。
SEI-1 (#C石井 #S向井 #3伏木 #2田上 #B外山)
整調のフィニッシュレンジに後ろ3人がついてこられずリズムが崩れるという問題を克服しつつあるSEI-1クルー。フィニッシュが揃ってきたら一気に艇速を伸ばしてきたダークホース的存在。レースまでにどこまでその完成度を上げられるか。見所は、レース終盤に全体的に発狂するところ。
柏葉 (#C石神 #S太田 #3阪本 #2綾野 #B西村)
こちらも彩雲と同じく会津高校出身の経験者太田を整調に置き、漕ぎは素直。ただ、キャッチでしっかりと水を掴みぶら下がる点に関してはまだまだ発展途上。リズムコントロールを整調に任して、あとは後ろ3人が2000mビビらずに自分の力を絞り切る事ができるかが鍵となる。見所は、ゴール後のぶっ倒れ具合。
以上です。
これとは別レースで、ダブルが3杯出漕します。こちらは勝ったクルーがジュニアとともに8月末のOX盾レガッタに出場する予定です。
※以前ご紹介したクルー編成(クォド6杯+ダブル2杯)とは変更がありました。
さて、どのクルーが勝つのか。見ている僕でもあまり予想がつかない状態になってきました。良いレースを期待しています。浅野杯、クォドは8/9(水)11:00発艇です。是非ご来河ください。
また、明日はいよいよエルゴ2000m測定を行います。浅野杯合宿に入ってから1000m×4、500m×6をそれぞれやっていますが、ハードスケジュールにも関わらず大多数がベスト・目標越えを達成してくれました。こちらも大きく期待しています。エルゴ2000mは15:30から順次発艇予定です。
また次回、ダブルについてもご紹介させて頂きます。
新人チーフトレーナー
田口航太郎