今日は敗者復活戦が行われました。東大出漕のレースは、かなり競ったものが多かったです。女子ダブルは最初1位に躍り出たのですが、徐々に2位の九州大学につめられます。じりじりと。そして少し相手に出られたところで東大も逆に抜き返す勢いを出すのですが、そこは相手も必死です。最後は相手に1艇身弱出られて2位となりました。2杯上がりなので明日の準決勝には進めます。
男子ダブルも2位争いが熾烈なレースとなりました。500m過ぎからずっと並漕。相手は成城大学。1800m過ぎまでどちらが先に出るのか分からない状況です。「隣に絶対勝つぞ」「とーだーーーい!」の声。しかしここでも東大は相手にじりじりと出られてしまいます。最後は1艇身つけられてしまいました。根負けです。
そして男子付きペア。早稲田大学は独漕状態でしたが、2位以下は激しい争い。東大は整調が4年生の松村さん、バウはまだ1年生の施。コックスが2年生の藤田です。2位の東京経済大学にはじりじりと詰め寄り、その一方で4位の立命館にもじりじりと詰め寄られます。結局立命館が東京経済大学をかわし、東大は喰らいついて来た明治大学をなんとか振り払い4位でした。もう一方の予選タイムを見れば、東大の出た組のレベルの高さが分かります。これは、運が悪かったというより、むしろ、いいレースができて良かったということです。
女子無しペアは4杯中4位。少しずつ他の艇に離されてしまいます。しかし集中力を切らさずゴールまで力を出し切り、ゴール後はいつになく雄たけびを上げていました。
シングルスカルの岸は昨日に引き続き力強い漕ぎでしたが、1艇まず出られ、もう1艇にも徐々に離されてしまいます。結果は3位でした。
S組のクォードは2艇に離され、最後の1艇にも途中で差されてしまいました。高レートで漕ぎきることを目指したクルーでしたが、漕ぎが荒れる場面もあり、今回は目標の順位決定戦に進むことはできませんでした。
そして最後に対校エイト。今日負ければもう終わってしまいます。まさに背水の陣です。エイトの面々も絶対勝つという強い意志で岸を蹴りました。しかし、結果は2位で準決勝には上がれません。最後に一橋は差したものの早稲田大学とはカンバス差で負けてしまいました。東大はスタートで出られたものの1700m過ぎの猛烈なスパートで一橋・早稲田の差を詰めたのです。しかし負けは負け。東大エイト、インカレでの優勝という目標はここでついえてしまいました。
「応援ありがとうございました。明日・明後日と、まだ東大クルーは出漕する。そこを全力で応援していただきたい。」西澤主将の言葉です。
明日は女子無しペア、男子付きペア、女子ダブルスカル、そして1年生を含むオッ盾エイト3杯が出漕します。
飯田