明日はいよいよ、今シーズンの幕開けを告げるレース、お花見レガッタです。
ボートのレースの持つ美的要素について、以前ここで紹介した、元京大ボート部コックスで美学者の中井正一さんは次のように述べています。
クリューが迫り来る敵艇のスパートをより鋭いスパートをもって引離す心持「これでもか」「これでもか」と重い敵艇の接近を一櫂一櫂とのがれゆく心境は、その進行する一艇に自分が乗れる意味で、蓋然より必然へと自らの艇を引きずる意味において、この外的現象は彼等クリューの内面判断構造を具象化する。内なるものを外に見出す意味で深い象徴である。
(中井正一『スポーツの美的要素』1930)
各クルーが、レースという舞台でどのようなパフォーマンスを発揮してくれるのか、今から楽しみです。
女子部からは、舵手付クォドルプルが一杯出漕します。
全体ブログで江澤がクルー紹介を書いてくれていましたが、私からも少しずつだけ紹介させていただきたいと思います。
#C田畑(三年)
コールがかっこいいのでいつもテンションが上がります。
とても賢く頼れるコックスです。艇速や勝敗に関して欲張りなところが非常に信頼できます。
一緒に勝ちたい、勝たせたいと心から思います。
#S江澤(二年)
この冬場での成長が著しい、期待のジュニア選手です。
ドライブとフォワードのめりはりをつけるという意識がしっかりしており、いつもとても良いリズムで漕いでくれます。
アスリートとしての強い心構えもクルーの支えになっています。
#3鳴瀬(四年)
冬場は苦しいことも多かったと思いますが、エルゴのメニューはいつもしっかり高いアウトプットを出し続け、女子部のレベルを引き上げてくれました。
今月のベスト大幅更新はその積み重ねの結果だと思います。
力強い水中に期待です。
#2神林(二年)
江澤と同じく冬場での成長が著しい、期待のジュニア選手です。
新人時代はずっと整調を漕ぎ続けただけあり、舟全体の調和をとる能力が非常に高く、とてもクルーボートに向いている選手だと思います。
底知れぬ負けん気に期待です。
#B岡(五?年)
私です。自分の今持てるものをすべて賭けて必ず勝ちたいと思います。
以上の五人と、サポート役の足立とで戦います。
皆様、どうぞ応援よろしくお願い致します。
岡