こんばんは、対校学生コーチの松前です。
1か月後の今日はインカレの予選日です、明日にも梅雨明けかという予報もあり、シーズンも終盤を迎えつつあるのを感じます。
対校選手は今、もしくはそろそろ定期試験の期間、是非ちゃんと単位は取ってほしいものです。そしてそれが終わると北海道への出発です。
私も栗原と同じく去年の避暑合宿で高レートを中心に漕ぎこみを行い、レースに向けてクルーに磨きがかかったと感じたのを良く覚えています。今年は聞くところによると茨戸川の中で2000mコースを取れるように漁協と話が付いたようで、昨年よりも良い状況で練習が行えるのではないか、と期待しています。また東北大との対校戦に勝った北大との交流も楽しみにしています。
クルーの状況に目を向けますと、クルーが決定し徐々に一体感が出てきたように感じます。中間レートでのパフォーマンスが安定してきて、バランスに苦労していたクルーも何回かのシートチェンジを経てベストのシート配置になったと思います。
SR32くらいまでは良い艇速が出ているのにレースレートになると艇速が思ったように伸びない、東大クルーが毎年のように抱えてしまう問題です。アントニーコーチの口からも、最近は”Pick Up”,”Lift Up”,”Leeeg!!”といった言葉がよく聞かれます。
いかに艇が減速しきる前にブレードを固定し、ドライブフェーズに移るか、これが結局のところRowingの基本であり、レースまで1か月を切りつつある今、何よりも意識してほしいところです。
選手と練習後話していると、やや考え過ぎかな、あれこれやろうとし過ぎかな、と思うことが結構あります。東大生の悪い癖かもしれません。
これからのハイレートメニュー、北海道合宿ではスプリントメニューも多くなるでしょう、常に前からの加速、というのを意識の中心において、練習に取り組んでほしいと思います。
おととい、同期のトレーナーの誘いで新人のクオドに乗る機会がありました、4,5月にちらと見ていたころはガタガタだった新人の漕ぎも、だいぶしっかりしてきたように感じました。
対校も負けていられません、 あくなき艇速の追求を続けていきましょう。