こんばんは、対校学生コーチの松前です。
なかなかハードな梅雨です、一気に不快指数が上がった気がします。
前回、栗原がキャッチについて書いていましたね。あべこべ体操というのは初めて聞きました。
私はちょうど昨日の朝、エイト漕手の一人が事情があって漕げず急遽代漕として乗ったのですが、改めて前からの艇の進めだしが艇の動きにあたえる影響の大きさを実感したところです。
前から進め出すためにはスムーズな跳ね返りが必要です。そのためには栗原のブログにあった通り足首・股関節・回旋などの柔軟性を高めてリラックスしたキャッチ姿勢を取ることが非常に大切です。
私自身、「前から前から」というのは漕手時代の一つのキーワードになっていたのですが、キャッチでの完全なリラックスというのは結局最後まで得られなかったように思います。柔軟性が足りきらなかったんでしょうね。
柔軟性が良いからあれがこうなって、ああなって、と考えすぎると混乱する選手もいると思いますが、柔軟性の改善そのものは確実に艇速につながると思うので、再度のきっかけ作りも含めて学生コーチでしっかりやっていきたいと思います。
P.S.柔軟性ではありませんが、跳ね返りのイメージを根付かせるために私がやっていた事として、日常の中で跳ね返りを意識する、というのがあります。歩いている時でも体の中にバネをイメージして歩くことはきっと役立ちます。特に下りの階段はチャンスですよね。赤羽駅や東大前駅には長い階段があります。そうしたところを下るときは、体重をためてからの跳ね返りを意識してみては?
さて、対校は週末に小さな大会ですが東日本インカレがあります。中には東商戦以来のレースという選手もいます。軽量級選手権で一橋はエイト優勝、東大は悔いの残る形での準決落ち、となり嫌な気持ちが残っている選手もあるかと思います。しかし、過去のことを引きずりすぎるのはやめましょう。
四年生にとって残りの現役生活はたったの三ヶ月であり、その間にどれほどのことを成し得るかが大事なことです。東大漕艇部はOB・OGの皆様や家族の皆様、その他多くの方から期待されています。期待されているからこそ、ガッカリもされるし、失望もされるのです。ただ応援してくださるのもそうした方々なのです。
残りの三ヶ月、私にとっても最後の三ヶ月です。一緒に頑張りましょう。