対校アシスタントコーチ、石神です。
この土曜日から、いよいよ対校がシーズン最初の漕ぎこみ期間、
年末年始までの基本的な構成として1日3モーションと4モーショ
モーション数が多い、
まさに「強くなるチャンス」!
さて、漕ぎの話題をひとつ。
アントニーコーチは時々目指すべき漕ぎの例としてオリンピックや
最初他のクルーと並んでいたところからぐいぐい離していくレース展開が見所ですが、注目すべきはこのクルーの艇の動かし方です。
決勝という大舞台で、決して理想的な漕ぎにはなっていないものの、彼らが「最初から最後まで」「フォワードでも船を大きく動かしている」所が、最終的に大きな差をつけることができた勝因だとコーチは言います。
二人で力強くドライブを加速したあと、スムーズにハンズアウェイを出して艇を呼び込み、シートが一番前に到達する前にブレードを入れはじめ、次のドライブに入る。 このサイクルをとにかく一貫性を持ってひたすら続けています。
東大生の、東大漕艇部員の「クソ頑張り」は他校に全く劣らない、むしろ我々の得意とする点の一つだと思います。
しかし、その頑張りも自分で打ち消してしまっていては、 頑張っている意味もなくなってしまうというものです。
今アントニーコーチの元で集中して実現しようとしている漕ぎによって「フォワード中も艇を動かす」 ということも、クルー内で共有した上で頭の隅に置いておくことで、自分が艇を動かすだけでなく、艇が自分のために動いてくれる、ということも実現できるのではないかと思います。
もうしばらく寒い時期が続きます。
誰も病気にかかることなく、まずは健康に過ごしていきましょう。