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キャンプも1Q通過

対校アシスタントコーチ、石神です。
この土曜日から、いよいよ対校がシーズン最初の漕ぎこみ期間、通称「キャンプ」に突入しました。
年末年始までの基本的な構成として1日3モーションと4モーションの日が交互にやってくる、という濃厚な期間になります。
モーション数が多い、ということはすなわち水上でも陸上でもストローク数が多いということであり、自分の作りたい漕ぎを作るためのチャンスが普段よりも多く与えられるということです。
まさに「強くなるチャンス」!


さて、漕ぎの話題をひとつ。
アントニーコーチは時々目指すべき漕ぎの例としてオリンピックや世界選手権の決勝クルーを例に出すのですが、その中でもよく推しているのが2012年ロンドンオリンピック舵手なしペアの優勝クルー、ニュージランドです。
最初他のクルーと並んでいたところからぐいぐい離していくレース展開が見所ですが、注目すべきはこのクルーの艇の動かし方です。

決勝という大舞台で、決して理想的な漕ぎにはなっていないものの、彼らが「最初から最後まで」「フォワードでも船を大きく動かしている」所が、最終的に大きな差をつけることができた勝因だとコーチは言います。
二人で力強くドライブを加速したあと、スムーズにハンズアウェイを出して艇を呼び込み、シートが一番前に到達する前にブレードを入れはじめ、次のドライブに入る。 このサイクルをとにかく一貫性を持ってひたすら続けています。

東大生の、東大漕艇部員の「クソ頑張り」は他校に全く劣らない、むしろ我々の得意とする点の一つだと思います。
しかし、その頑張りも自分で打ち消してしまっていては、 頑張っている意味もなくなってしまうというものです。
今アントニーコーチの元で集中して実現しようとしている漕ぎによって「フォワード中も艇を動かす」 ということも、クルー内で共有した上で頭の隅に置いておくことで、自分が艇を動かすだけでなく、艇が自分のために動いてくれる、ということも実現できるのではないかと思います。

もうしばらく寒い時期が続きます。
誰も病気にかかることなく、まずは健康に過ごしていきましょう。 

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