こんばんは。
古川です。
クルーの調子が良くない時、良い艇速を出さなければならないという思いに縛られてしまう。
『勝ちたい』という思いが、『勝たなければならない、結果を残さなければならない』という強迫観念になって、それに取りつかれて心も体も硬くなってしまう。
結果ばかりに捉われて、今日は良かった、駄目だった、というところで思考が止まってしまう。
そうなると、艇は走らなくなる。
大切なのはプロセス(≒PDCAサイクル)であり、高い質のサイクルを回すことができれば、結果が自然とついてくる、と僕は考えている。
(参照[/2012-05-24 – THE LIGHT BLUE BLADES 2013 -Perfect Practice Makes Perfect-])
高い質のPDCAサイクルを回すために、“本気”で練習に取り組む必要がある。
“本気で”ドライブを出す、“本気で”舞い上がりを直す、“本気で”ぶら下がりの練習をする。
みんなまだまだできると感じる。
自分から“本気”にならないと、周りも艇の動きも変えることはできない。
僕は“突き抜ける”ていう言葉が好きなんだけど、ニュアンスは伝わるだろうか?
以下はジュニアエイトへのメッセージ。
最近の無限を見ていて思うのは、“勢い”が足りない。
京大に『勝ちたい』と“本気”で思っているか?
結果を恐れて心が硬くなっていないか?動きが硬くなっていないか?
どこかで妥協していないか?
人のせいにしていないか?
軽量級合宿の時は、シニアエイトに『勝ちたい』という思いを全面に押し出して、闘志むき出しで練習していた。自分たちの成長を楽しんでいた。
そして、最終日のタイムトライアルでは、良い艇速も出した。
自信を持って、もっともっと突き抜けていこう。
“本気で”艇速を追求し、“本気で”練習に取り組み、“本気で”楽しめ。
そして、“本気で”勝ちにいこう。
本気になった君たちの漕ぎを見るのを楽しみにしています。
以上
抽象的な文になってしまった。
以下は動画の紹介。
2007年度夏の全国高校野球選手権大会で、見事優勝を飾った県立佐賀北高校のドキュメンタリー+ダイジェスト
僕はこの試合を生放送で観ていたけれど、本当に劇的で、衝撃的だった。
一人一人が本気だったから、勝利を呼び込むことができたんだろう。
僕は現役の時ひそかにモチベーションビデオとして良く観ていた。