今日の午後は、選手のウエイトトレーニングを見ていた。で、思ったことだが、ベンチプルやハイプルなどのプル系の種目でのウエイトの設定はなかなか難しい。
プル系の種目はプレス系(ベンチプレスやレッグプレス)やスクワットなどと違って、バーの速度がプラスマイナス0の状態から潰れるという状況が起きない。単純に上がらなくなるだけである。
また、どれだけ高くまでバーを上げることができたのかの判定も、(もちろん明確な基準は存在するが)プレス系の種目に比べて分かりにくい。
と、そんなことを考えながら、今日はRMを見極めて、トレーニングの際の重量を実際に上げ下げすることの難しさを実感した。
正直、プレス系やスクワットなどの種目に関しては毎回大きなブレもなく、順調にスコアを伸ばしてきている印象を受けるが、プル系の種目に関してはなかなかそうもいかず、多少のムラが出てきてしまうように(個人的には)感じる。
私自身も、もう少し良く考えて、選手に適切にトレーニングを行いながら確実にステップアップ出来るようになってもらえばと思う。
それと、私自身、今はフィジカル強化にもかなり注力しているので選手にはガンガン重量を上げさせていますが、多少ながらも身体に異変を感じている人はやはりいるようで、何とかしていかないとなーとも思います。
とにかく、一人ひとりに、タフなトレーニングに耐えきるだけの身体を作って欲しいと思います。そして、私自身の手で選手の身体がぶっ壊れることのないように大胆かつ慎重にトレーニングに付き合っていければと思います。
@荒川
今日は、昨日少し書いたけれど、結構ハードなメニューだった。モーターの上から見ていた印象としては、選手の意気込みというか、コミット度合いはそこまで悪くなかったようには思う。ただ、フィジカルとテクニカルの点でまだまだ物足りなさは感じる。
強度が上がってきたところで、まだ両端の精度が落ちてしまい、すぐに良いリズムが刻めなくなってしまう。1st8+の方が2nd8+に比べればフィニッシュでの精度は高いようには思うが、キャッチに関してはどちらのクルーまだまだ粗い。
1st8+は、個々人のスキルによる要因よりも、今はユニフォーミティの欠如が艇速の阻害要因になっていて、2nd8+は確実に個々人の技量不足が艇速の阻害要因になっている。
レースも間近になってきたこともあり、いかに最初に立ち上げたスピードを保ったまま(良いリズムをキープしながら)レートを伸ばしていくのか、という点を非常に重要視しながらスピードの追及を行っているが、両クルーとも、リズムのキープに関してはフロントターンからアプローチしていくのが良いように思う(というかそういう指令がABから出た)。
長さと鋭さと正確さ。明日は、この3つに拘ってクルーを見ていければ良いかと思う。
しかし、ほぼJr.で構成される2nd8+クルーもテクニカルな面で確実に良くなってきてはいるのだけれど、イマイチ漕ぎに安定感が無く、あまりバシッとクルーがハマらないのが少し気がかりです。1st8+に対して良い勝負をしていたとしても、なかなか勝ちきれない。ちょっと、よくない傾向かもしれないですね。
ただ、まぁ少しずつながらも艇速が伸びていることだけは確かなのでそこだけは自信をもって行きたいですね。
ちょっと、纏まりのない内容になってしまいましたが、今日はこの辺で。