昨日、成長がどうのという内容で記事を書きましたが、超回復という仕組みが我々の身体の中に組み込まれている以上、成長することは当たり前であるという事だけは、まず今日付け加えておきたいと思います。
それと、今日のタイトルは非常に意味の分かりにくい文章になっていますが、最後まで読めば私の言いたいことも少しは分かってもらえるのではないかと思います。
また、今日は、新入生がErgoのトレーニングを行ったので、ヘルプのために駒場へ行ってきました。そのため、今日の記事の中には、Jr.および対校に関する記述はほとんどありませんので、ご了承ください。
@駒トレ
先日、一年生も順調に育ってきているという話をしましたが、今日もきちんと良いトレーニングが積めたように思います。
以前にも少し書いたことがありますが、基本的に私は、コーチは主役ではなくあくまでも、気付きを与える存在という認識できることは今も変わりません。
今までは、相手がRowingに対して何も知らないという事もあり、かなりこちらから一方的に情報を流すような感じで指導をしていましたが、今日は少し趣向を変えてコーチングに取り組んでみました。
具体的な方法論に関しては想像にお任せしますが、基本的には私が1つルールを決めてそれを選手に課すことから始まり、選手自身が自分で適切に課題に対してコミットできているかをリアルタイムで考えてFBできるように、そのための材料である視覚的な情報を選手に絶え間なく与える中で、実際に選手のコミット度合いが向上した際には、素早く反応して褒める。というサイクルを選手一人ひとりに対して行いました。
結果的に、個々人の漕ぎは大きく改善し、選手自身にも自信を与えることができたのではないかと思います。
それと、もう1つの今日の駒トレでの収穫としては、新人の前でのErgo実演の際に行った「下手な漕ぎ」をO隅さんに褒めていただけたことが挙げられます(自ら進んで実演役をやらせていただいた手前、「良い漕ぎ」の実演もきちんとこなしました)。
私自身、「下手な漕ぎ」が上手にできるということ自体に、それほど大きな価値を見出しているわけではありません(実際に下手に漕いでも良いことなんて全く無いので。強いて言うなら日常で少し笑いがとれるくらいです)。
ただ、下手な漕ぎが上手にできるという事は、下手な漕ぎの良くない部分を頭で適切に理解できているということであり、それだけでなく、自分の想像通りに身体を動かすことができるということを意味していると私は考えますし。そして、その点においてのみは、「下手に漕げる」という事も、非常に有用なのではないかと考えます。
もっとも、別に選手が、そんな不毛なことを練習する必要などまったくありませんし、別に下手な漕ぎが上手に漕げたところで、何の得にもなりませんが、「どこがどうなると良くて、どこをどう動かすと良くないのか」くらいはきちんと理解しておくことは重要だと思います。
私自身、もともとは、そういうイメージというものを非常に大事にするタチなので(最近はそこまで口うるさく強調することはありませんが)。
と、今日は、かなりどうでもいい、半分私の趣味のような話になってしまいましたが、ここから何か感じていただくことが出来たならば幸いです。
それでは、今日はこの辺で。<おまけ>
明日のメニューはなかなか根性のいるメニューなので、選手の目標に対するコミット度合いを見る良い指標となりそうです。某大学も今週はかなり鬼畜なトレーニングを行っているという風の噂を聞きましたが、どちらが良いトレーニングを積むことが出来るのでしょうか。軽量級でひとまず答えは出そうですね。