先日の記事で残り3週間と書きましたが、早いもので東商戦まで残り1週間となりました。この約2週間は、私自身の諸事象により更新が滞っていまいすいませんでした。気付けば、10万アクセスを突破したようで、本当にありがとうございます。
乗艇トレーニングに関しては、今月に入ってからは基本的にずっとレースペースでシミュレーションをメインにトレーニングを行ってきました。2月3月と少しずつトレーニングの中でSRは上がってきていましたが、ここまでレースペースを長い期間漕いだのは今年度では初めて。これがレース期におけるトレーニングプログラムなのだろう。
実際に、今週末に東商戦、その後は軽量級選手権(小艇TT)に国体(参加は現段階では未定)、京大戦。そしてそれも終わればついインカレと全日本です。今年のシーズンは色々と大変そうですが、今後どのようなプログラムでトレーニングを行っていくのでしょうか。ABから詳しい話はまだ聞いていませんが、個人的には結構楽しみです。
ぜひとも良いシーズンにしていきたいですね。
あくまでも延長線上
今日まで(第1次)レース期としてトレーニングを行ってきましたが、自分が現役の時と比べて1つ違うな〜と感じることがあります。それは、ABのトレーニングメニューにおけるにも表れているのですが、レースペースの漕ぎ込みをほぼすべてレースのシミュレーションという形の中で行っているということです。
もう少し分かりやすく書くと、私たちが現役の時には例えばSR38で30本を10セットなどというメニューはよくやっていましたが、今はそのような形でのレースペースの漕ぎ込みはほとんどありません。基本的に、レースペースの漕ぎ込みは、常にレースと一体となって行われるわけであり、そういう意図のもと、トレーニング内容を決定しています。
もっとも、これは当初からABが言っていた思想(つまり乗艇トレーニングはあくまでもテクニカルな内容をメインにしたものであり、フィジカル的な能力にフォーカスしたトレーニングは陸上で行いというもの)とは矛盾していません。もっとも、あくまでテクニカルがメインというだけで、2000mのTTをすればそれはVO2maxを向上させるトレーニングにはなりますが。
レースペースでのトレーニングを行う意図は、「レースで漕ぐからでしかない」ということです。それ以上でも、それ以下でもない、そんな印象を受けます。
では、これによって、なにが変わったのか。前置きが長いですが、それは、高いレートに対する気負いがなくなったことが挙げられると私は思います。
そして、それによって、レースペースでのパドルと低レートでのパドルを解離させてしまう要素がグッと減って、レートが上がっても、流れるようにスムーズな艇の動きを体現しやすくなっているように感じます。あくまでも私の個人的な見解ですが。
ヘッドが変わった、新たな東大漕艇部の漕ぎを多くの方に見てもらい、何かを感じていただけるように、私自身も頑張りたいと思います。
乗艇FB
今日も、例によってレースの一部を抜き出して行ったTT。今月に入ってずっとレースペースでのトレーニングをメインに行っていることもあって、各クルーともに、少しずつ出したいスピードは出てくるようになってきていると思う。
それは、非常に良いことだと思う。そうなってくると、次に重要なのはconsistencyである。言い古された表現であるが、ボート競技は2000mのうちのほとんどは有酸素でおこなうコンスタントの部分で占められる。
出したスピードをいかにkeepし続けることができるか。シートやハンドルが不用意に止まったり、オールの振り角がキャッチやフィニッシュで変化したり、push&pullのパワーが落ちてしまったり、何かがくるってしまうと、とたんにボート死んでしまい、スピードが落ちてしまう。
レースまで1日1日、目の前の1本1本を、集中してしっかりコントロールして、SRと艇速のそれぞれをしっかり管理して欲しいと思います。
以上