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踏ん張りどころ

今日のメニューは低めのレートでの2000mレースシミュレーション。

Jr.8+の今日の技術的な課題はキャッチのクイックネス。ハンドルを止めることなくブレードを入水し、素早くレッグドライブを開始します。
Rowingにおいて、ハンドルを不用意に止めないことは非常に重要です。そして、ハンドルが止まりやすいのが、水平方向の速度が0になる(デッドポイントである)キャッチとフィニッシュ。年度開始当初にフィニッシュ周りから技術の組み立てを行っていた関係上、フィニッシュ周りでハンドルを止めないことは現段階でほとんどの選手のなかに浸透しているように思います。ただ、キャッチに関しては、もう少し・・・というのが今の率直な印象でもあります。

お花見で、実際にインカレや全日本の決勝でレースをするようなクルーを見ましたが、ハンドルの動きが非常にスムーズだったのはとても印象的でした。うちのチームの選手にも、最終的にはかなり高めのレートでもスムーズな動きを体現できるようになってほしいと思います。

今の2年生(この4月から正式に学年が上がりました)は比較的適応能力が高いのか、上級生と比べても漕ぎに柔軟性があるように思います。なのでこの時期のうちにキャッチの精度もどんどん上げてしまうつもりです。今日の練習だけでも昨日に比べて有意な改善が見えて、ABにもこの調子でやってほしいというお言葉をいただいたので明日以降も引き続き精度を高めていきたいと思います。

ちなみに、昨日のBlogで「The boat race」を見ているという話を書きましたが、具体的には1999年のものです。この年はケンブリッジ大学が7連覇を達成した最後の年で、コンディションがそこまで悪くないこともあり、レベルの高いブレードワークが印象的です。
今は、艇庫の食堂に2つテレビがあることもあり、一方では自分達のパドルの映像を流し、もう一方では「The boat race」の映像を流してあれこれ言いながら漕ぎを比べています。

電話かけ

他の大学がどのように新入生の勧誘を行っているのかはよく知りませんが、うちのチームではこの時期は、4月1日2日の諸手続で連絡先を教えてもらった新入生にもっとボート部について知ってもらうべく、電話やメールでコンタクトをとって、次のイベントへの参加を促している段階です。私自身、新人勧誘を3回やってきましたが、毎年、この時期が、肉体的にも精神的にも一番キツイです。

新入生の興味がまだ完全に定まっていない段階なので、必然的にコンタクトをとる必要のある新入生の数も多いですし、その分、円滑にコンタクトが取れずに、拒絶されてしまうケースも多くなってしまいます。また、ストレッチや睡眠時間を削って、夜遅くまで、新入生に電話をかけたり、メールを打ったりすることになりますが、次に日には変わらずトレーニングが行われます。

しかし、今更言うまでもありませんが、この2,3週間でいかに多くの新入生にボート部に対して興味を持ってもらうのかが今後の数年間に繋がります。特に今の2年生にとっては特に重要な問題です。キツイのは承知ですが、こういう時だからこそ、皆で乗り切っていってほしいと思います。しんどい時のもうひと踏ん張りは、ボートでも、Ergoでも、Weightでも、研究でも、(まだ出てませんが)社会に出てからでも必要になることだと思うので。
そして、新入生とコミュニケーションを行う中で、自分の中のボートに対する価値をさらに深めることができればなお良いと思います。

明日のトレーニングメニューは、第1&第4の500mに見立てたTT。先日の1000mの時と同様に各クルーで明確な意図と目標をもって臨むことになるとは思いますが、短時間で集中して、良い結果の出せる練習にして欲しいと思います。

それでは、今日はこのへんで。

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「踏ん張りどころ」への6件のフィードバック

  1. いつも拝読しています一橋OBです。初めてコメントさせていただきます。
    1999の牽牛レースのビデオは、当時NHKで放送された際に録画しており、私も何回となく観察した結果、とくにブレードワークの比較を研究していました。
     使用ブレードは、ケンブリッジ:クローカ、オックスフォード:C2スムージ?のはずです。
    双方リッジ無しのブレード形状ですが、双方のブレードワークにはかなり違いがありました。ケンブリッジ(淡青)のブレードワークのほうがあきらかに良かったですね。
    以降、私なりに断面形状のちがいとブレードワークとの関係について考察を行なってきております。漕ぎ方との関係もあって単純には結論を出しにくいのですが?。東大の過去の使用ブレードとブレードワークの関係についても、私なりに観察してきております。
    ちなみに今年の東商戦におけるブレード形状は
     東大:C2スムージ?(昨年と同じならば)、一橋:C2スムージ?(但し先端カット・ボルテックス付)のようですね。
     
      長々とコメントいたしましたが、東商戦の両校の健闘を祈念します。

  2. いつも拝読しています一橋OBです。初めてコメントさせていただきます。
    1999の牽牛レースのビデオは、当時NHKで放送された際に録画しており、私も何回となく観察した結果、とくにブレードワークの比較を研究していました。
     使用ブレードは、ケンブリッジ:クローカ、オックスフォード:C2スムージ?のはずです。
    双方リッジ無しのブレード形状ですが、双方のブレードワークにはかなり違いがありました。ケンブリッジ(淡青)のブレードワークのほうがあきらかに良かったですね。
    以降、私なりに断面形状のちがいとブレードワークとの関係について考察を行なってきております。漕ぎ方との関係もあって単純には結論を出しにくいのですが?。東大の過去の使用ブレードとブレードワークの関係についても、私なりに観察してきております。
    ちなみに今年の東商戦におけるブレード形状は
     東大:C2スムージ?(昨年と同じならば)、一橋:C2スムージ?(但し先端カット・ボルテックス付)のようですね。
     
      長々とコメントいたしましたが、東商戦の両校の健闘を祈念します。

  3. いつも拝読しています一橋OBです。初めてコメントさせていただきます。
    1999の牽牛レースのビデオは、当時NHKで放送された際に録画しており、私も何回となく観察した結果、とくにブレードワークの比較を研究していました。
     使用ブレードは、ケンブリッジ:クローカ、オックスフォード:C2スムージ?のはずです。
    双方リッジ無しのブレード形状ですが、双方のブレードワークにはかなり違いがありました。ケンブリッジ(淡青)のブレードワークのほうがあきらかに良かったですね。
    以降、私なりに断面形状のちがいとブレードワークとの関係について考察を行なってきております。漕ぎ方との関係もあって単純には結論を出しにくいのですが?。東大の過去の使用ブレードとブレードワークの関係についても、私なりに観察してきております。
    ちなみに今年の東商戦におけるブレード形状は
     東大:C2スムージ?(昨年と同じならば)、一橋:C2スムージ?(但し先端カット・ボルテックス付)のようですね。
     
      長々とコメントいたしましたが、東商戦の両校の健闘を祈念します。

  4. 江川さん。コメントありがとうございます。数日、Blogから離れておりましたのでお返事できずに申し訳ありませんでした。
    断面形状の違いとブレードワークの違いですか・・・。もう少し具体的にお話を聞かせていただきたいですね。東商戦の際にお話しできれば是非。

    ちなみに、今年の東大のオールは江川さんのおっしゃるとおり、C2のSmoothie(新)です。

  5. 江川さん。コメントありがとうございます。数日、Blogから離れておりましたのでお返事できずに申し訳ありませんでした。
    断面形状の違いとブレードワークの違いですか・・・。もう少し具体的にお話を聞かせていただきたいですね。東商戦の際にお話しできれば是非。

    ちなみに、今年の東大のオールは江川さんのおっしゃるとおり、C2のSmoothie(新)です。

  6. 江川さん。コメントありがとうございます。数日、Blogから離れておりましたのでお返事できずに申し訳ありませんでした。
    断面形状の違いとブレードワークの違いですか・・・。もう少し具体的にお話を聞かせていただきたいですね。東商戦の際にお話しできれば是非。

    ちなみに、今年の東大のオールは江川さんのおっしゃるとおり、C2のSmoothie(新)です。

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