昨日、目標タイムという話をしたが、今日は、それ以外の要素での客観的な数値に関しても、何かしらの目標があった方がよいのではないかと思い、色々と分析できることはないかと考えてみた。
例えば、これ。
かなりベタな分析ですが、有効レンジ、ハンドルレンジ、上体の伸び、それとキャッチでの戻りの大きさが分かります。ちなみに、彼の乗っている1Xは桑野の規格艇なので、HPから艇の長さを引っ張ってきて、それを基準に、残りの長さを計算しました。
実際に、500mのタイムだけ言われるよりも、こういう数値でのFBの方が、ピンと来やすい人がいるならば、こういうデータも有用だと思います。また、有効レンジをドライブ時間で割ることで、平均ドライブスピードを算出することも可能です(ただ、これに関してはまだ上手い方法は確立してませんが)。
それと、上で使った写真を重ねるとこんな感じになります。
これを使えば、ピッチングやハンドルの上下動、ポジションの高さなども分かるのではないかと思います。
フランスの哲学者、デカルトの有名な言葉に「困難は分割せよ」というものがあります(有名な話ですが)。
結局、最終的な艇速とは、上で測定したようなデーターが複合的に作用した結果です。艇速を上げようとした時に、一体何が問題なのか、自分の漕ぎはどこが足りないのか、それを客観的かつ具体的にとらえるためには、こういう分析は少なくとも私は有用だと思います。
前のレンジが極端に短いのか、ハンドルの上下の動きが大き過ぎるのか、ポジションが落ちているのか、ドライブスピードが遅すぎるのか、そういう事に選手一人ひとりが考え、気付くきっかけになれば良いなぁと考えています。
実際に、長さの測定には、「image J」というソフトを使いましたが、普通に、動画一本か写真が数枚あれば比較的簡単に誰にでもできる話です(作業は多少面倒かもしれませんが)。
私としては、もし、選手がデータを少しでも必要とするならば、その希望に応じるつもりではいます。ただ、別に全く必要としない選手にデータを差し出すほど暇でもないです。
結局、何が言いたいかわかりにくくなりましたが、自分で考えて、目的意識を持って、上に挙げたようなデータを使ったトレーニングがしたいと思ったなら、そう言って下さいってこと。そういう選手に協力は惜しまないつもりです。
それと来週からJapanのディベロップメントキャンプが始まるので、そこで何人かの漕ぎに関して分析して、Topスカラーとの差を実感してみるのも面白いかもしれませんね。ちょっと楽しみになってきました。