新形態での練習が始まって、2日目。1Xにしても、2-にしても、4+にしても昨日に比べて動きはかなり良くなっていた。小艇→大艇、スカル→スイープと変わる時には大体1日ぐらいのラグがあったので、今回もそういう事なのかなぁとは思う。ただ、最終的にもっとスムーズに乗り換えられるようになって欲しい。
FB
新2年生に関しては、今日は全体的にファイナルに改善が見られて、良かったと思う。明日いっぱいまでは、技術的には一貫してファイナルポジションとハンドルワークについて言及していくつもりだ。そしてそれがある程度定着してきたら、pull-hard。
とにかくどんな時でも正確に漕ぐことが重要。そしてその上で、パワーをもっともっと伸ばしていってモリモリ漕いで欲しいと思う。
今日は久しぶりにN大のスカラーを見たが、やはり、どの選手もちゃんと漕いでいるのが分かるし、漕ぎにブレが少ない。新2年生には色々と参考にして欲しい。
最近はクルーが増えた関係で、自分の判断で選手(主に新2年生)のFBを行っていたが、最近の練習を経て、技術指導について、もう1段階深いレベルでのFBが必要になる時期に差し掛かりつつある、そんな気がする。
ABなら今の新2年生にどんな言葉をかけるのだろうか。今までと違う答えをもらうには、まだ少し時期尚早な感も否めないが、すこしずつまたFBの新たな方向性が見えてくるような気がするので、明日またきちんと確認して、今後の方向性を正確に定めていけたら良いと思う。もしかしたら、新しい方向性自体は出てこないかもしれないけど、その時は、今までやってきたことの純度をさらに高めていこうと思う。
・・・なぜ、そんな風に感じたかというと、実際に、2-のFBを聞いて、今までと内容が少しずつ変わってきているように感じたからだ。もっとも、スイープであるということ、トップ層であるということでFBのレベルに差が出てきているということなのだろうが、ポジションとかハンドルコントロールよりはもう少し細かい内容であることは間違いない。きちんとフォローして今後に生かしていけたらと思う。
それでもやはり、そのFBを聞く中でレベルを問わずに一貫しているのは、「正確性」のもとに行われるFBである、ということは間違いない。
Speed-training
今週から、陸上でのトレーニングの中にスピードトレーニングが少しずつ入ってきている。別にスプリントというわけでは決してなく、ボート競技において必要な要素である、断続的な要素を含んでいる。まぁ早い話がErgoなわけだが(笑)
それともう一つ、今週からSpinnig-bikeという機材を使って、自転車のようにペダルを回転させて行う運動が追加された(もっとも、このSpinnig-bike購入にはXTでの種目を増やすという目的もあったとは思う)。
一般的な表現かどうかは分からないが、ボートの動き(リズム?)は自転車の車輪によく例えられる。ペダルを回してスピードを上げては抵抗によって減速し、またペダルを使ってはスピードを上げる。というように。そして、自転車を漕ぐ運動も片方の脚にだけ注目してみれば、間欠運動であるといえる。
そういう点で、これもまた有意義なトレーニングなのではないかと思う。そしてなによりも、新鮮だ。
ちなみに、ちょっと分かりにくいですがこれがSpinnig-bikeです。
冬場の中盤に差し掛かっても、新しいことがどんどんできる選手はきっと楽しいことと思います。
最後に、少しずつですが、確実に負荷は上がっています。今後も上がっていきます。なので、身体のケアはきちんと行いましょう。ここで、怪我をせずにきちんと乗り切れるかどうかが今年度の冬場での集大成につながりますよ。