今日は、昨日に引き続き大艇(8+)での乗艇練習。昨日よりもコンディションが穏やかだったこともあり、漕ぎの安定性は増しているようだった。今日の動画(時間が短いことは申し訳なく思っております)は、今、一番脂ののっている壮途クルー。比較的ハンドルコントロールやブレードワークが安定していて、バランスでもブレが少ない(もっとも、艇の特性なのかもしてませんが)。
そのおかげもあって、比較的、スムーズに艇を動かしているように思った。ただ、まだまだ動きはバラっとしてますね。
最近はキャッチ周りに力を入れてABもFBをしているが、今日はそれ以上に個人ベースでのかなり具体的なFBが多かった。今は、もはやレースシーズンにかけての準備期だ。少しずつ東大の漕ぎを完成させるべく細かい部分にまで視野を広げて、個々人の漕ぎの深いところにまで切り込んでいくのだろう。これからは、学生コーチももうひと段階ステップアップすることが求められるのだろう。なかなか、気合も入る。
キャッチに関しては、もう少し意識改革が必要なように思う。ただ、まぁこればっかりは正しく理解させてしつこくやっていくしかないのだが。実際、キャッチでのブレードワークも言ってしまえばハンドルコントロールの一種だ。ABはあまり言わないが、バランスにしてもハンドルコントロールにしても、往々にして1人だけの力ではどうにもできないことが多いものだ(まぁバウの選手などは、他のシートも選手に比べれば、バランスに寄与する影響こそ多いが)。
何が言いたいかというと、キャッチにかけてのハンドルワークという点でも、自分のハンドルワークが、他人に以外に大きな影響を与えていることは多かったりする。
いかに、正確なハンドルワークを心掛けるか。それは自分キャッチを正確に素早くきめるだけでなく、他人の漕ぎやすい環境にもつながるはずだ。
くどいようだが、やるべきことは既に示されている。正しく理解し、良く考え、実践するのみだ。
Paper-test
昨日のBlogに書いたとおり、今日は新2年生にペーパーテストを行ってみた、早い話がAB語録集の穴埋めのようなもの。
個々人の理解度をみるにあたって、何かをしゃべってもらったり、書いてもらったりすることは非常に有用だという事を改めて認識させられた。採点するにあたって、彼らが普段どんなことを考えているのかが、手に取るように分かった。
実際に今回私の作ったテストは合計31問。その中で、悪問、難問もあり、新2年生の中での最高正解数は松前の24問だった。実際にそのまえに宗岡さんに実験的に解いてもらったが、宗岡さんは松前よりもさらに正解数は多かった。
今回、テストを行い、講評も併せて行ったが、新2年生全体の傾向として、大艇と小艇での練習意義の違いやキャッチに対する理解の低さを実感することができた。ここらへんをもう少し今後はフォローしながらトレーニングしていきたいと思う。
また、少なくとも今日のテストの内容はマスターしておいて欲しいものなので、全問正解するまでは、同じ問題ですがちょくちょくやってもらおうと思っています。
ABセミナー
今日は、淡青会の方々のはからい(?)でOB向けに、ABの思想やプロセスを紹介するためのセミナーが艇庫で行われた。実際に今日は艇庫に多くのOBの方々がいらっしゃったが、私自身はそのセミナーの存在を始まる少し前に教えていただいたので、飛び入りという形で参戦することになった。
基本的にはABが普段から言っていることがメインの内容だったが、そのほかにもOBからの質疑応答を行う中で結構面白い話を聞けた。
実際に、今までのシステムと比較をする中で、変わってしまったために不安になることがなかったわけではない。しかし、その疑問に関してもABはきちんと答えてくれたので、今の練習に関しての納得感はさらに高まった。
また、多くのOBの方の関心として、実際にどれくらいの成果が出ているのかということを、非常に多くの方が気にされていた。
ストレングスという点に関しては、確実に成長している。これは間違いない。そしてErgoのスコアに関しては、年度当初に比べて、向上していることも間違いないと思う。そして何よりも、Rowingは皆上手くなったと思う。なんというか、ダイナミックな中での繊細さが確実に出てきている。それは小艇での練習を見ていて、一番強く感じるところだ。
また、漕技に関して、もう少し言うならば、福田前HCにもフィニッシュ周りでの改善が見られるということは言っていただけたし、今後はキャッチだねというお話もいただいた。まさに、今の私たちの大きな流れそのものだ。それが表にまで確りと見えているという事の表れだろう。
くどいかもしれない。正直、くどいと思うが、これからはキャッチの精度がどんどん求められていくはずだ。そのためにも、次のペーパーテストは全員に満点を取ってほしいです。