今日もポンドで練習を見た。今朝はH大はお休みで、代わりにN大のスカラーが結構いた。最近明治や法政も練習を開始したようだ。ちなみに伴チャリしたのは、加藤と松前、そして関谷の3人。
タイトルにも書いたがことだが、今日は松前と関谷にはPull hardとだけ言っておいた。Row hardではなく、Pull hard。ドライブの後半である、腕引きまでしっかりと艇を加速させる感覚を出して欲しいという意図で。今まではそれほど、言葉の違いを意識することはなかったけれど、最近はちゃんと使い分けるようにしている。
今まで、艇を進めるのに下半身の重要性は、イヤというほど聞かされてきたが、その結果として、腕の仕事が少しだけないがしろにされているような雰囲気を感じることがある。ABはそこに関しては特に言及することはないので、言うべきことではないのかもしれないが、ドライブでハンドルを最後まで加速させるという事について考えた時に、腕引きは避けては通れない課題だとは個人的には思う。
もちろん無駄に力んでしまう必要はないが、脚→上体→腕とオーバーラップしていく中でしっかりと全てのレンジでハンドルを加速させていって欲しい。気付きのきっかけを与えるというスタンスからすれば、ちょっと書き過ぎな感じもするが、最近はこんなことも考えながらコーチングをしてます。
荒川組に関しては、昨日に比べてコンディションがかなり良くなったことで全体的に良い感覚で漕げたようだった。
自分で考えること
選手には、ほんとに色んな事を考えて日々、練習に取り組んでほしいと思う。根本的な「なぜ?」という部分はもちろんだが、「どうやったら?」という部分に関しても。ただ、今年は、今までに比べて、いろんな要因から、自分で考える時間が増えているとは確実に思う。
今日も、新2年生の栗原と食堂でご飯を食べながら、「君は色んな事を考えていて、ホントに偉いねー」なんて言ったが、「そりゃ、考えてますよ!!」と一蹴されてしまったほどだ。
そういうことが積み重なることで、艇速の伸びは格段に上昇するし、実際に自分の手で艇速の向上を実感出来れば、それがまた、自分のモチベーションにもなる。そして、その結果ボートをもっと好きになれると思う。
もちろん、皆、いろんな事を考えていると思うが、もっと選手の口から色んな事を聞きたいです。それが、私の楽しみにもなると思うので。
だから、私が、練習に対して尋ねたときに、「別に」とか「普通」とかを言わない努力をして欲しいと思います。