今日はコーチ部屋でA.Bと学生コーチ、COX間でのWeeklyMTGを行った。主な内容は来週以降のメニューの意図や約束事の確認、そしてJr.や1年生に対する状況認識のすり合わせだった。今週が、休み明けの3年生の身体を慣らすという意図もあり、基本的にずっと低レートでのロングだったが、来週からは少しメニューにバリエーションが出ることになる。時間ごとにレートを変化させたり、艇に抵抗をつけて負荷を上げたりしていく。ただ、艇上でのトレーニングがUTばかりでは瞬発的なパワーが落ちてしまうので、ごくごく少数、有酸素系のトレーニングに邪魔にならない程度に、瞬発系のメニューも取り入れていく。
個性
MTGの中で、水上でのレートの上げ下げに関してこういう話が出た。レートを2枚上げて艇速を上げることは誰でも同じようにできるが、2枚下げたところでどれだけ艇速を落とさずにキープできるかには、個人差が大きく出てしまう。指定レートでの並走練習の場合、レートが上がってもお互いのクルーが離れることはあまりないが、レートが下がると差が大きく広がる場合はとても多い。こういう部分にこそ、その人のボート選手としてのあり方が如実に表れてくるのだ。
しかし、あくまでもそこは意識の問題。その人の心次第でなんとでもなる。だからこそ面白い。
乗艇FB
今日は1年生の練習が少し遅くなるのでその時間までは、A.Bや学生コーチ現役COXたちと一緒にポンドでクルーを見ていた。今日はJr.が明治大学とスタート付きで1500mを並べていた。結果としてコンスタントで少し離されてしまったが、今の課題をきちんと潰すことができれば何とかなる差だと思う。A.Bは上に書いたコーチCOXMTGでJr.8+クルーのフィニッシュに関して言及していたが、上手く消化して艇速につなげてもらいたいと思う。
1年生の8+は荒川で7分漕を2セット。1セット目はスタートからかなりバタバタしてしまって、コンスタントに漕いで行く中でやっとリズムが合ってくるという感じだった。またブレードワークも硬くて、その硬さが艇の動きにも表れてしまっていたのがもったいなかった。1セット目終了後のレスト時にスタートの最初3本ではもっとジックリ艇を押すということとインサイドハンドをもっとリラックスしてということを伝えた。次のセットはスタートでの艇の動きと、コンスタントの漕ぎ自体は改善されたが、揚艇後、選手にセット間に伝えた内容について尋ねてみてもあまり反応が良くなかったので、自分の言葉がきちんと選手に届いていたのかどうかは多少不安。言葉を絞ろうと努力はしたが、もう少し言葉を絞った方が良かったか。
1セット目、2セット目ともに7分での漕距離はおよそ2000m。ただ石神いわく、スピードコーチの補正が十分にできておらず、遅く表示されるということなので、もう少し進んでいるはずだ。
見ていて、1年生は今日は良く頑張ってエネルギーを振り絞る感じが出ていて良かったと思った。漕いでいても、かなり苦しそうにしていた(別にリズムがというわけではない)。しかし2000mレースというものはそんなもんだ。というか苦しくないわけがない。2000mを漕いでケロッとしているような奴は明らかにサボっている。死にそうになりながらも、それでも漕ぐのが大切だ。苦しいということを認識したうえで、それでも逃げに入らずに、そこに向かっていく気持ちを失ってはいけない。それを最後まで忘れなければ、それだけで大きな強みになるはずだ。
一方、4+に関しては、これまたしっかり漕いでいたので改めて関心した。2,3年前の対校の冬場の4+でのトレーニングもこんな感じだったなぁと一瞬思った。少し褒めすぎか。ただ各人が大きく艇を進めようとしているのがよく伝わってきた。この4人には引き続き、感覚を磨いてDPSをもっともっと伸ばしてもらいたいと思う。
最後に
仙台大学の選手が今朝戸田にやってきましたね。東北大学は今日の夕方には到着するとのこと(もしかしたらもう来ているかも)。