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トレーナー8+終了

今日の練習で、トレーナーと1年生の混成8+は解体となる。一緒に乗っている1年生は新人選での選考に漏れてしまったメンバーだったけど、この1週間で艇を呼び込む感覚とドライブで艇を加速させる感覚、フィニッシュまで艇を押し続ける感覚は大きく進歩した。午後は2〜3mの強風と波の中で1分漕ながらも最後までレンジを切らさずにレースペースで漕ぎ切る事ができたのは評価できる。

「バランスをとって基本的な技術に集中しながら両舷で漕ぐ事」、「それほど大きく戻らずにブレードを水に入れ、水を掻きあげないでクリーンに抜く事」、「荒削りでもボートを進める潜在事」、この3つを常に意識しながらに個人的に練習に臨んできたが、まずまずの達成度だと思う。来週以降は1年生4人でおそらくスカルでを織り交ぜながらフォアに乗って練習することになるが、艇に対する感覚をもっとシビアに追求して欲しいと思う。

もう一方の1年生のみの8+に関しては、細かい技術にとらわれすぎて、艇を動かすことに対すつ認識が薄くなっているのではないかが少し心配。艇速を決定する要因は端的に言えばPower,Range,Rhythmの3つのみだ。その認識を曖昧にして末端にとらわれてたまま漕いでしまうと、自己満足で艇速に結び付かない漕ぎになってしまう。

「エントリーでブレードが1枚の深さに入るまでの時間が長い。」というFBと「オールを通じて艇と繋がるまでが遅い。」というFBと、どちらもおそらく同じような現象に対するFBだとは思う。ただ、後者の方が艇の動きを主体としたFBだと言える。もちろん艇と早く繋がるためにはブレードを素早く水中に固定することが必要になってくるために、具体的な部分に対するFBも必要にはなる。しかし、艇との関わりに対する意識を疎かにしてブレードワークを最終目標とするような意識でのFBはかなり危険なので、そうならないように常に気を付ける必要がある。技術練習として漕いでいるのに全く艇が進んでいないということも同じである。

hands away

ビデオを見ていて、寺本がリリースからストレッチャーを自分の足で引いていくフォワードになっていたのが気になったので、ハンドルに引っ張られるような感覚でまずはハンズアウェーをだしてみたら?と個人で消化できる範囲で言っておいた。
その際寺本に「Ergoだと実際にハンドルが引っ張られるんで、ハンドルリードっていう感覚も分かるんですけど、艇上では何もないんで結局自分で出すんじゃんっていつも思うんですけど」という風に言われた。しかし実はそうでもない。

阿部さんと鶴井さんの対談の中で、ハンズアウェーに関してこんな話が出て来ている。
フィニッシュでプレッシャーを解放するとき、反動が来るわけです。反転した時にベンドがボッと戻ってプレッシャーから解放されて、こう(ハンズアウェーを出す方向に)ボッと戻ってくる反動があるんですね。それを利用する。(阿部さん談)
実際に口でおっしゃった内容をそのままの引用したものなので少し変な文章になってますが、トップ選手はオールのベンドによって起こる反動を上手く使ってハンズアウェーをしているということだろう。よく上手く押し切れたらハンズアウェーもスムーズにできるよねという話は出てきますがそういうことなのかなぁ。だた、「反動」という言葉は、私にはまだ少し難しい言葉みたいです。

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