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全日本選手権大会1日目結果報告

全日本選手権1日目が終了しました。心配された台風の影響もほとんどなく、コンディションも比較的穏やかでした(多少横逆)。結果としては、男子シングルスカルの伊藤さんがインカレチャンピオンである日本大学の栗原君に僅差で勝利し、予選を見事に通過しましたが、それ以外のクルーは明日の敗者復活戦にまわることになりました。

W1X Vega(行正)

逆風のせいもあってドライブの重さを肩で受け止める漕ぎになってしまい、2段漕ぎのようなリズムになってしまった。ピッチングも大きい。もっとお腹で重さを受け止めて脚で押したい。

M1X 雄輝(伊藤)

レースアップの時から身体がよくキレていて上体のスウィングでダイナミックに艇を動かしていた。レースでは500m通過時点からずっと並漕状態でそのままの僅差で競り勝ちゴール。タイムカーブはコンスタントで、全体Time1位で予選を通過した。おーよしよし。

M2- 荒鷲

レースアップから少し漕ぎが硬くて、キャッチ前も少しバランスが悪かったかな。レースではキャッチ前のバランスはいくぶん良くなったけど、脚と言うよりも上体で漕ぐような少し硬い漕ぎが出てしまった。

M2X 雷鳥

スタートがうまく決まらないまま、体が硬くなって上半身で水を叩いて漕ぐ丸くて短いリズムになってしまった。もっとリラックスして下半身でしっかり押したい。

M4- 蒼天

アップでの動きはスムーズで脚からの水平感はあった。艇のスピード感とフィニッシュレンジの長さがあればなおよし!と思ったが、レースでは逆風だったこともあり、少し上体が硬くなってしまって丸い漕ぎがでてしまった。DPSが伸びず少しレートも上がりきらなかったよう。

M4+ 木鶏

レースアップでのパドルアップやスタート練習での動きはとてもスムーズで逆風ながら柔らかいキャッチとスピード感も出ていた。今まで見た中でもかなり良かった。しかし、レースでは、疲れてきたところでエントリーでの上体の開きが大きくなり、上体で漕ぐ短いリズムになってしまった。500mでは水が明いていたが、その後じわじわと追いついてきた京大に1500m付近で差されてしまい、2位でゴール。全体Timeは5位であり予選落ちの中でのTimeは2位、京大のタイムは予選通過クルーの中で下から2位。

あくまでも・・・

上に書いたコメントは外から見た私の勝手な意見ということだけ強調したい。漕手は話半分に聞けば良いと思う。出来たところ、出来なかったところ、色々あるだろう。しかし残り時間も限られている。せっかくだから自分達が今までにやってきた事を信じて、自分の得意な場所、自分達の強みであり自信を持てる心のよりどころで思い切って勝負をして欲しいと思う。それが、スポーツの醍醐味というものだろう。

武田選手

日本でボートを漕ぐものとしてこの人の漕ぎを見ておいて損は無い(もはや流し状態かもしれないが)。

個人的に印象的だったのは、日大の影響かは知らないが、上体の開きでエントリーをして背中から飛ばす様なドライブをするクルーが結構いた中で、武田選手は上体の前傾を保ったまま素早くキャッチし、へその裏から脚のドライブで一気に重心を移動させる漕ぎを高いレベルで再現していた。そのため上体の有効レンジも長かった。

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