強化合宿二日目。
当初の練習計画ではTTを実施する予定だった。しかし今回の合宿の目的は選考ではなく、U23の強化。マックスとU23コーチ陣の間でしっかり練習しようと決めたため、Time計測がなくなった。
ということでStaffとして参加するも仕事なし。気ままな生活。午後は阿部さんと一緒にポンド脇で定点観測。伺ったことを忘れないようにメモ。
身長について
今日のJAPAN4-のバウは早稲田大学の中村君。身長は165cmとかなり小柄な部類。他のクルーは全員180cm越え。リギングを考慮しているのか質問。今回の合宿ではクルーを入れ替えて練習を行うため、スパンは統一して漕がせているそうだ。フィニッシュ角だけ合わせるため、ストレッチャー位置のみ手前寄りにさせたらしい。海外のレースに照準を合わせてクルーを固定する際は、リギングを考慮すると仰っていた。そりゃそうだろうな。
そこから派生して身長の話に。今年度の仙台大学の主将は加藤君。昨年インカレ4-で銀メダル。そんな彼の身長は158cm。昨年実際に会ったとき、最初はcoxかと思ったぐらいだった。その4-のクルーは非常に小柄なクルーで、他の二人も170cmなかったらしい。一人池内君のみ180cmだったそうだ。池内君は当時一年生。スカルからスウィープに転向したばかりでレンジが短く、他の三人と漕いだとき上手くレンジが合って艇が走ったそうだ。この時はリギングによる調整はしなかったという話。
こういう話を聞くと励まされる。体格は重要なファクターだけど、それを覆してくるアスリートもいると。
男性と女性のパフォーマンス差について
性別によるボート競技力の違いについて質問。
日本ボート界における男性トップアスリートのエルゴスコアは6分15秒。一方、女性トップアスリートのスコアは7分15秒。約1分異なる。7分15秒といえば、男性でみると国立大学のJr.選手が出すような値。それでも彼女達はドライブで艇を運び、フィニッシュでリリース高く押し切ることが出来る。そこの違いは何なのかと聞いた?
阿部さん曰く、男女問わず優れた選手は体のコーディネイト力が優れ、体幹が強いとおっしゃっていた。女性のトップアスリートは男性に負けないような体幹を持っている。そうだ。そう思う。これが聞きたかった。
今年乗艇メニューを減らしてまで体幹メニューを入れている狙いはまさにそこ。体幹といっても腹筋、背筋だけでなく、体全体の支配力が大事。バランスボール、メディシンボール投げ、アジリティディスク。ディッピングによる肩甲骨剥がしや胸郭拡張にいたるまでそう。阿部さんは肘から先、膝から先の末端以外をtrunkと呼び重要視されていた。なるほどな。