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ぶら下がり

世界選手権やケンブリッジの映像を見ると、ハンドル〜腕〜肩甲骨〜体幹〜脚〜ストレッチャーの間に出力の線が見える。グゥィーーンもしくはビイィーーンというヒモのように繋がった一筋のパワーライン。いわゆるぶら下がり。英語でsuspensionとも。
このイメージを何とかして艇上で表現したい。ぶら下がりって言葉は使い古されているのかイマイチ反応が薄い。そこでこの”腕が紐のようで肩甲骨が伸びて肩の力が適度に抜け脇の下が弓状に張り体幹が揺るがず脚で体重を乗せている”状態を”Ebbesen”と呼ぶことにした。現役生なら御存知、デンマークのLM4- Eskild Ebbesenから。

20091215134724.JPG
写真:整調 Eskild Ebbesen。

おやじスカラーブログより彼の紹介を転載。

北京五輪 M4-金メダル;デンマーククルー このクルーは整調のEskild Ebbesen1人のクルーと言っても良い様に思う。彼は過去4回の五輪に出場し、金メダル3回、銅メダル1回という超驚異的な戦績を誇る。驚きなのは、アテネ五輪後に一旦引退した後、五輪の1年前に突如復帰し、更にサイドをB-sideからS-sideにチェンジしての金メダル。常識では理解できない強さである。さて、北京決勝での漕ぎについて気づいた点を箇条書きしたい。

1.B-sideの時には癖がある漕ぎだったが、S-sideに転サイドしてオーソドックスな美しい漕ぎになった。
2.ボートの一流選手を志す漕手はEbbesenの北京五輪決勝の漕ぎを理想とすべき。特にその腕と脇の使い方おやじの理想とする動きになっている。(両脇をよく締めて大きな背筋群を使って腕を引きつけ、ハンドルを高い位置に保ちながら、ブレード一枚を確り押し切っている)
3.無しフォアでコンスタントレートがSR38〜39という驚異的なハイレート。このハイレートであのスムーズな漕ぎ。素晴らしいの一言。
4.漕ぎだけとれば、北京五輪全クルーの中でナンバーワンと言って良いと思う。

改めて半端ない。

今週から合言葉はEbbesenで。ドアを開けるときもEbbesen。握手するときもEbbesen。レポートを提出するときもEbbesenになりましょう。
脇の下がビイィーーンってね。

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ぶら下がり

世界選手権やケンブリッジの映像を見ると、ハンドル〜腕〜肩甲骨〜体幹〜脚〜ストレッチャーの間に出力の線が見える。グゥィーーンもしくはビイィーーンというヒモのように繋がった一筋のパワーライン。いわゆるぶら下がり。英語でsuspensionとも。
このイメージを何とかして艇上で表現したい。ぶら下がりって言葉は使い古されているのかイマイチ反応が薄い。そこでこの”腕が紐のようで肩甲骨が伸びて肩の力が適度に抜け脇の下が弓状に張り体幹が揺るがず脚で体重を乗せている”状態を”Ebbesen”と呼ぶことにした。現役生なら御存知、デンマークのLM4- Eskild Ebbesenから。

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写真:整調 Eskild Ebbesen。

おやじスカラーブログより彼の紹介を転載。

北京五輪 M4-金メダル;デンマーククルー このクルーは整調のEskild Ebbesen1人のクルーと言っても良い様に思う。彼は過去4回の五輪に出場し、金メダル3回、銅メダル1回という超驚異的な戦績を誇る。驚きなのは、アテネ五輪後に一旦引退した後、五輪の1年前に突如復帰し、更にサイドをB-sideからS-sideにチェンジしての金メダル。常識では理解できない強さである。さて、北京決勝での漕ぎについて気づいた点を箇条書きしたい。

1.B-sideの時には癖がある漕ぎだったが、S-sideに転サイドしてオーソドックスな美しい漕ぎになった。
2.ボートの一流選手を志す漕手はEbbesenの北京五輪決勝の漕ぎを理想とすべき。特にその腕と脇の使い方おやじの理想とする動きになっている。(両脇をよく締めて大きな背筋群を使って腕を引きつけ、ハンドルを高い位置に保ちながら、ブレード一枚を確り押し切っている)
3.無しフォアでコンスタントレートがSR38〜39という驚異的なハイレート。このハイレートであのスムーズな漕ぎ。素晴らしいの一言。
4.漕ぎだけとれば、北京五輪全クルーの中でナンバーワンと言って良いと思う。

改めて半端ない。

今週から合言葉はEbbesenで。ドアを開けるときもEbbesen。握手するときもEbbesen。レポートを提出するときもEbbesenになりましょう。
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