今週から対校が艇庫入りし、冬場の練習がスタートした。今は横矢と僕が交互に対校とJr.を見ている。22対校は数が少ないが、残った漕手6人舵手2人に変な奴はいない。彼らはやるだろう。来夏結果を残せなければそれはコーチの責任である。
コーチは重要だ。各界最高のパフォーマーであり五輪メダリストである室伏広治や高橋尚子、北島康介たちにもコーチはいる。学生スポーツのボートにおいてもそれは例外でなく、平成21年度のインカレエイト決勝に残った4チームのうち3チームがプロコーチおよびそれに準ずる方が指導されていた。それに比べ僕はコーチとして優れた資質に恵まれたわけでもなく、過去に優秀な選手であったわけでもない。その差を埋めるには、時間と労力をかけて選手の信頼を得、目標までの道のりを二人三脚で進んでいくしかない。先ほどの4チームのうち、唯一例外の一橋がこれだった。清水慶太は尊敬する。
もう一つ。昨冬一橋はバレリーを呼ぼうとした。それは彼らが脅威となる予兆だったのか。