僕は中学校では剣道部に入っていた。
まずは足さばきから習い、竹刀を持った時に徹底的に教わること、それは”握り方”だ。
小指・薬指でしっかり握り、残りは軽く包みこむイメージ。そうすることで、肘から上のリラックスを実現しつつ、柔らかくしなやかに、手首のスナップ使うことが出来る。
逆に全部の指と手のひら全体でがちがちに握りこんでしまうと、竹刀を自由に操れないばかりか、緊張が腕、肩、全身へとつたわってしまう。
道具や握り方は違えど、ボートにも同じことが言える。フィンガーターンはその最たる例だ。
力は一本の線となって、ストレッチャーから脚→尻→体幹→肩→腕と体を通り、オールをベンドさせ、水に固定されたブレードに伝わっている。その道筋の中で、水とブレードが交わるのがキャッチだ。
キャッチを重要視するならば、オールと体が交わる、グリップの握り、すなわちハンドリングも、キャッチと同じくらい重要視しなければならない。
ワイドグリップやインサイドワーク、フィニッシュワークで、ハンドリングの重要性を再確認し、艇速につなげたい。