コンテンツへスキップ

共通科目2日目&5kmTT

5kmTT

今日は4週間に1度のTTの日。ただ、講習会があった関係でウォームアップしか見ることができなかったが。今は結果を見ながらこの記事を書いている。

実際に結果はまたしても伊藤さんの一人勝ち。レートも安定しているようだ。ただ、もう少しタイムを出して欲しいと思うのは俺だけだろうか。でもレート28以上でコンスタントに漕ぎ続けているのは伊藤さんと藤井くらいだ。やはり伊藤さんは強い。
その他で気になったところとしては、前回と比較して、古川が調子を上げてきている。まぁそれは普段の練習を見ている限りでは明らかだったのだが。しかし、それ以外の新4年生の中での順位変動はなさそうだ。むぅ。

今回、新3年生がどう絡んでくるかということが非常に気になっていたところだが、柳井が和田と三木の間に食い込んだ。確かにアップの感じはスムーズに艇が動いていたし。順位も1Xでは伊藤さんを含めて4位。なかなかの健闘だ。その他は、普段の練習から健闘していた太紀と吉田が古本と平野の間に入ってきた。新3年生は初めてのTTだったし、次に期待だ。しかし、みんな少しレートが低い気がする。

新2年生は満を持して2Xでの参戦。着順的にはBREEZEがかなりの健闘を見せてくれたようだ。この二人はやっぱやればできるってことだな。うん。タイム的には上の3クルー(飛鷹、BREEZE、翡翠)が和田と柳井の間。のこりの3クルーは平野より少し下の順位。振るわなかったクルーもあったと思う。実際に見ていないので何とも言えないが、これが今日の実力だったということだ。次に期待これからも精進あるのみ。そしてとりあえず今は駒場祭を楽しんでくれ。

コーチ講習会2日目

今日は4つの講義を受けた。「指導者の役割Ⅱ」 「身体のしくみと働き」 「競技者育成のための指導法①」 「競技者育成のための指導法②」計9時間の長丁場だった。
個人的に面白かったと思ったのは指導者の役割Ⅱの講義。今日はこれについて少しだけ纏める。しかし、今回の詰め込みっぷりは前回の比ではない。知識の量が結構違う。前回はピンポイントで大事なエッセンスだけという感じだったが、今回の講習はかなり具体的な細かい部分にまで突っ込んで話をしている感じがする。その分、講義内容も細かくなっている印象。完全に自分のものにするにはなかなか時間がかかりそうだ。

指導者の役割Ⅱ

この講義では選手とコミュニケーションをとるなかでのコツというかノウハウを学んだ。

まずはコミュニケーションの3Vという話。基本的にコミュニケーションは3つのVから構成されるが、相手の印象に残りやすい順に、1番からVisual(視覚的情報),Vocal(声の出し方),Verbal(言語)となる。これは、言いかえれば、言葉で伝えることはえてして忘れられやすいし、目で見たものは記憶に残りやすいということだ。
実際にこのことに関しては自分でも感じることがある。ABのもとで改めてファイナルポジションについて学んだが、今でも一番強く自分の頭の中に残っているのは、彼のあの堂々とした姿勢だ。自分の目で見た彼のポジションが自分の中に深く根付いて今の自分の中のポジションのイメージの根源となっている。二度と見ることができなくなっても、コーチをしている間は忘れることはないだろう。

そのほか、選手の自発性、自主性をいかに伸ばしていくか、ということに関しても興味深い話があった。言われてみれば単純だが、選手のできない部分を叱るのではなく、「選手が自分で考えてできたこと」を小まめに褒めてあげることが重要だという話。成功体験を積ませることと少しオーバーラップする部分もあるが、個人的には話を聞いていて、自然と府におちた感覚があった。

その他、コーチの重要な姿勢についても学んだ。まずはコーチは聞き上手でなければならない。「選手の話にきちんと耳を傾ける」ということが選手との信頼を築く一番の方法であり、逆に選手に自分の話を聞いてもらう秘訣でもあるのである。

そして「選手の話を聞く」ということにも実にいろんな要素が隠れている。まずは本質として選手の意見にきちんと共感し、理解を示すことが大切だ。その他で実践的なテクニックとしては、適度に相槌をうったり、うなずいたり、相手の言葉を繰り返したり、適度に相手の言っている内容をまとめたり(チャンクアップ)、自然な感じで相手をちょっとだけ褒めたりすることが効果的だ。意識的にやってみると良いと思う。これもスキルだ。無意識にやるまでにしないと意味がない。

また、選手に話させることが同時に選手のなかの気持ちや知識の整理に繋がることもよくある。これは専門用語ではオートクライン(自己分泌)と言われる。実際にBlogに講義内容をまとめているこの作業自体も自分の言葉で今まさに考えてアウトプットしているわけで、結果としてオートクラインの一種となり、個人の理解を深めたり、知識の整理に役立っているわけだ。

で、ここからが面白いのだが、オートクラインの原理を応用することで、選手の理解度を測ることもできる。これは聞いていてなるほどと思ったし、実践もしやすい。
具体的には、自分が選手に何か伝えた後に「わかった?」と聞く代わりに「じゃあ、俺が言ったことを自分の言葉で言ってみて?」と言う。ただこれだけ。実に簡単だ。もちろん理解できていないことを選手はしゃべれないし、自分の言葉でしゃべることができればさらに自分の中で理解を深めることにもつながる。

これは実におすすめ。これが聞けただけで、今日は満足だった。

ここでは1つの講義しか纏めなかったが、他の講義でも色々と新しいことが聞けた。別の講義で聞いた、日本という「国単位」でいかにして、世界を相手にスポーツで勝っていくためのシステムを作っていくのかという話は今まで考えたこともなくて、聞いていてとても新鮮だった。

明日も、何かを確実に掴めるようにしていこう。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP