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京大戦を終えて

乾です。

京大戦は結果だけ見ると残念なものに終わった。
前日までの降水で堰が解放されることになり、時間を繰り上げての実施となったが、多くの声援を頂くことができたのは選手にとっても僕らコーチにとっても幸せなことだったと思う。
動画はこちら。https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~kano/wimax2.html

「好き」ということ

選手を勝利に導けなかったのは僕の力不足としかいいようがないが、福本がブログに書いてくれているように、「ボートが好き」という気持ちがこの合宿・レースを通じて強くなったのならコーチとしてこれ以上の喜びはない。
なぜなら「好き」は最強のエネルギーだからだ。強くなりたい、上手くなりたい、勝ちたい、そう考えて、そのために何をしたらいいか考え、調べ、工夫して、実行する。自分だけでなく、チームを強くしなければならない。コーチの立場で言うのもなんだが、結局コーチが教えられるのは良くて半分で、残りは選手がものすごいエネルギーを使って実現していかないといけない。
ここで必要になる途方もないエネルギーの源泉は、突き詰めると「ボートが好き」ということに尽きると思う。そして「好き」には理由がない。だれにも覆せない。まさに源泉だ。
ちょっと考えてみるとわかるけれど、ボートをやること自体に絶対的な意味はない。成長とか、勇気を与えるとかいうけれど、それがボートを通じてでなければいけない理由はない。
だから、なんでボートをやってるのか、どうして貴重な時間をそこまでボートに費やせるのか、なぜボートなのか、これに対する答えは「ボートが好きだから」しかないと思う。

現役の時はずっと、結果を出したい、出さないといけない、だけど出ない、というすごく苦しい状態だった。今もそうだけど。その時前を向かせてくれたのもやっぱり「ボートが好きだ」という思い。

「好き」という気持ちが強いほど、困難に立ち向かえる。あるいは、困難も困難と思わなくなる。好きなボートをもっと楽しむための当然のステップ、とでもいうような。

京大戦を通じて、ジュニアはまた一回り成長したと思う。負けたことで、伸び白がいかに大きいかも気付かされたはず。明日からもいい練習を積み重ねて、次こそ勝とう。勝ったらもっと楽しい。もっとボートが好きになる!

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