こんにちは。3年コックスの田口です。
ブログ更新滞ってしまい申し訳ありません。これからどんどん更新されますよ!
僕は工学部航空宇宙工学科というところの所属なので、それっぽい話を。
みなさんは「ルッサーの法則」というものをご存知でしょうか?
工学における信頼性に関する法則で、ドイツの航空技術師のロベルト・ルッサーが提唱したものです。
簡単に説明すると、10の部品からなる1つのシステムの信頼性を例えば90%にしたい場合、1つ1つの部品の信頼性を掛け合わせた時に90%になるようにしないといけない、ということです。
例えば、1つの部品の信頼性が90%だった場合、システムの信頼性は
0.90^(10)=0.349
となり、35%にもなりません。
システムの信頼性を90%にしたい場合は1つの部品の信頼性を、
0.90^(1/10)=0.989
と99%程度に持っていく必要があるわけです。大変ですね。
前置きが長くなりました。
何が言いたいかと言うとこのルッサーの法則は、氏家へッドコーチの仰るボート勝利の黄金則「一事が万事」と相似の関係にあるということです。
練習のパドルで出し切った、ライトワークを完璧にできるようになった、でも整備不良でレース当日棄権する、というのはまさにこのルッサーの法則です。「整備」という信頼性が著しく「勝利」の実現可能性を低くしてしまっています。
全てを、完璧に。
これができたら苦労しませんが、1つ1つの要素に真摯に向き合えば必ず達成されます。そしてそれは部員が全員となって取り組むべきであり、言い換えればチームの構成員である部員にもこのルッサーの法則は成り立ちます。
自分の取り組みがチームにどういう影響を与えるか考え続けることが大事ですね。
この話にはもうちょい続きがあるのですが、長くなってしまったのでそれはまた後日にします。
読んでくださりありがとうございました。
3年 対校フォアコックス
田口航太郎