こんにちは。
前記事の能義同様に艇庫から戸田公園駅までの10分で汗だくになっています。
M1の美濃です。最近は練習中のドリンクが2Lで足りなくなってきて、どう3L分艇に持ち込もうか模索しています。

この前バック台でチャボした時の写真。空の雲も生えている草の緑が夏っぽくて個人的に好きな写真です。この時は5分で汗だくになりました。
4週間後の今日はインカレ最終日であるという事実にただただ戦慄しています。
ついこの間部に復帰したと思ったら、、、。充実した日々を送ると時間は密度濃く、短く過ぎていくような感覚を覚えます。
何時でもそうですが、大舞台に対してこうして時が迫ってくると、『あれもやらなきゃ!』『これもやったほうがいいんじゃないか?』『まだこれもできるだろ』という心の声が聞こえてきませんか?
今回は、そんな時こそやることを絞るべきだ、という話を共有したいと思います。

グレッグ・マキューン著 『エッセンシャル思考』
この本の内容をしっかり表している図はこれです。

大会前になると
『ハイレートもっと確認したい』
『肩の動きがちょっと悪いな』
『ストレッチの量増やした方がいいんじゃないかな?』
『足の筋力が足んない!』
『体重全然増えないなぁ』
『UTの一本の質が、、、』
『エルゴ値足りん、、、』
『オールの動き変じゃね?』
『ミーティングであれとあれと、あとあれも話そう』
こうした『やらなきゃ』がたくさん出てきます。
こうした時に、ただ脳死で全部大事なんだから全部やろう!としてしまうのは、得策とはいえない、著者は述べています。要は、左の図のようになってしまうということです。
例として私は過去、あそこもここもそこもストレッチして柔らかくしなきゃと思い、夜寝る前に1時間近くずっとストレッチをする時間を作っていました。
あの時行っていたストレッチはどれも『必要』なものでした。
一種目でも欠かすものかと、就寝前mtgがどれだけ長引こうが、睡眠時間を削ってでもストレッチを行っていました。
就寝前mtg、睡眠、ストレッチ。強くなるためにはどれも必要ですが、全てがカニバっていて最大のパフォーマンスを全てにおいて発揮できていませんでした。
こうしたところで、優先順位と質を考える必要があります。つまりは、今の自分に、インカレで日本一になるためにエッセンシャルなことは何か、ということです。
自分のリソースを最大化してなるべく多くのことを実施することは、まず最初に重要なことではあると思っています。
ただフェーズとして、やるべきことしかやっていないのに、成果を感じなかったり、謎に疲労感ばかり溜まっている感じがしたりしていたら、エッセンシャル思考を試してみると良いかもしれません。
最後に、この本に載っていた推薦文から引用したいと思います。
向上心はときに絶えざるプレッシャーとなってあなたを襲う。
あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。
だが、そんなやり方で人は進歩できない。
何事も中途半端で終わるのがオチだ。
この苦境を抜け出すための鍵は、人生を本質的要素だけに絞り込むこと。
(ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者))
まず、やるべきことだけを抽出して、自分のリソースを最大限目的に費やす努力は必要です。
その過程で、必要なことしかやってないのに忙し過ぎて何も手が回らない無力感を感じた時は、このエッセンシャル思考を思い出してみてください。
インカレまであと少し。頑張っていきましょう。

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