こんにちは、もしくはこんばんは。1年漕手の田中璃央です。初めてのブログなのでまず簡単に自己紹介をすると、最近ハマっている食べ物はオクラです。あのなんとも言えない形をした野菜ですね。ネバっとした感じと独特の粒々感(?)がたまりません。更に言えば、醤油で和えたヤツが一番coolです。幸いなことに艇庫で出るオクラ料理はまさにそれで、料理を取る時に小鉢から緑の五角形の気配を感じとると、嬉しくて毎回心がEZ DO DANCEしてしまいます。オクラが好きだなんてこれまでに誰にも言ったことがないので、皆さん知らなかったでしょう。なので、ぜひ今日覚えて帰ってください。(ちなみに、最近好きな店はコメダ珈琲)
ここまでで7割くらいは私のことを理解できたと思うので、そろそろ本題に移っていこうと思います。
私がこの漕艇部と最初に繋がったのは、受験直前に高校に大量に送られてきていたUTRC(University of Tokyo Rowing Club)クリアファイルでした。当時のことは鮮明に覚えています。UTRCファイルの中にはウェットティッシュが入っていて、「そこで差をつけてくるか、一味違うなUTRC」と衝撃を受けたからです。クリアファイルだけでも嬉しいのに、更にウェットティッシュまで配ってくれるなんて。周りはあんまり共感してくれなかったので一人で喜んでた覚えがあります。しかし、その衝撃から約1ヶ月。激動の受験を終えて浮き足立っていた私はすでに漕艇部の存在をすっかり忘れていました。そうこうしてふわふわしていた3月末の私は、突如として漕艇部のzoom新歓に誘われることになります。藪からスティックって感じですね。当然断ろうとした私ですが、そこで脳裏に浮かんだのがクリアファイルとウェットティッシュでした。一宿一飯の恩義を返す感覚で新歓に臨むことになります。
Zoomの新歓で画面に現れたのは爽やかな先輩方でした。当時の私はボートとサーフィンの違いが分かっておらず、勝手にギャルとサングラスの兄ちゃんが出迎えると思っていたのでそこでの驚きは計り知れませんでした。そんな(私の中でだけ)衝撃のスタートを切った新歓は結構盛り上がり、予定を超えて2時間くらい続いたように記憶しています。美濃さんの底知れぬアツさは画面越しでも有無を言わさず伝わってきて、気づいたら試乗会のフォームに記入していました。
試乗会に行き、駒場での体験練習に参加し、また試乗会に行き、というもはや半分部員のような4月を送ることになり、4月の最終週には入部宣言をしました。水上を走る感覚の面白さ、寮生活や強さへの憧れはもちろんとして、私が惹かれたのはやはり内に秘めた先輩方のアツさでした。同じ志で一つの目標に向かう仲間がいること。内に秘めた思いを共有する仲間がいること。そんな、今まで体験したことのない環境に漕ぎ出したかったのです。
さて、入部してから今まででたったの半年間ですが、様々な出来事があって濃密な時間でした。そしてそんな半年間、私たちは新人コーチに大きくお世話になってきました。合宿や練習のスケジュール調整、先輩方との交渉、練習の内容の策定、メンタルのケアなどのサポートのみならず、月1の面談や同期ミーティングの進行、新人手帳の作成など右も左も分からなかった私たちが常に成長できるように支えてくださりました。日本一を目指せるような組織に入るに当たっての基礎はこの半年でかなり身についたと感じています。
入りたてほやほやの私からすると、新人コーチは日本一への正しい航路へと導く羅針盤のような方々で、勧誘してくださった先輩方は何挺身か先を行くクルーのような方々だったなと最近思うようになりました。入部してすぐ、遥か彼方の先輩方の背中を見て、それを追い越すために新人コーチは導きつつ自らで自らの針を扱う方法を伝授しました。新人戦が終わり、新人コーチは姿を見せなくなりましたが私たち1年の間には教わった針を扱う基礎が根付いています。ただ、私たちは今まで頼りっきりだった羅針盤が急に無くなったばっかで不安定です。これから針が狂ったり、間違ったりするかもしれません。また、個人個人で針は違います。個人の針と全体の針だって違います。だから、私たちは最高代になった時に日本一へ真っ直ぐ進む背中を後輩に示せるように、先輩の背中を見据えて個々人で針を磨きつつ、たくさん話し合って全体としての針も磨いていく必要があります。
うちの同期は選手もマネージャーも一癖二癖ある人ばっかりなので、その道のりは辛いことは多々あれど、絶対に面白いことで満ちているんだろうと思います。楽しみすぎる。紆余曲折、回り道したっていいから、日本一を皆で掴み取りたいものです。
以上、最近バイトをサボりがちな田中がお送りしました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!!
これは午前の練習後に力尽きてウッドデッキで寝落ちた二人です。相討ちになった敵同士感があって結構好き。


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