こんにちは!二年漕手の中村耕大です。本日11日のブログ担当を拝命いたしましたので、拙文ながら認めたいと思います。まず、この場をお借りして、自分がかけられているルッキスト疑惑についてですが、これは事実無根であることを述べさせていただきます。さて、クルー結成から3週間弱が経ち、特に今週は筆舌に尽くし難いメニューの数々を課されてきたため、心身ともに疲れ切っておりますが、この辛い練習を勝利という形で昇華できるよう、頑張りたいものです。
さて、今日僕が書きたいのは、同期の大切な仲間のうち、京大戦に漕手として出漕しない3名についてです。
まずは、われらがエイトのコックスである、大星温音について。大星はもともと漕手として活動しており、春休みに差し掛かるタイミングでコックスに転向しました。彼自身、漕手とコックスで悩みぬいた末に決断をしてくれました。彼の決断のおかげで付き艇を出せるということにまずは感謝したいです。僕から見た大星の印象は、器用で、頭の切れる努力家といった感じです。特に器用さに関しては、コックスとして2回目の乗艇からすでに3年目かのような貫禄をつけており、昨年秋の小艇TTで上位に入るなど漕技の面でも光る所を持ち合わせています。また、コックス転向後もバイトや授業の暇を見つけては、スカル乗艇や有酸素に精を出しており、ストイックな面もあります。また、一部では早くも来年度からの大幹部昇進が噂されており、彼とは良好な関係を維持しておくのが吉といえるでしょう。ここ最近は、個性の衝突が絶えない京大戦エイトの運営に苦心しつつも、船長としてよく僕らを統率してくれています。本番は大星の視界に京大が入ることの無いよう、死ぬ気で漕ごうと思います。最後に、あんまり褒めちぎってもしょうがないので追記すると、大星はパーマのアクセントに定評アリです。
次に、スタッフの中村麟太郎について。麟太郎、通称麟ちゃんは、敏腕で鳴らすスタッフでつい先月も二年生ながら東商戦幹事として、伝統の一戦の恙ない運営に活躍してくれました。学業の方でも同期の文一では珍しく優秀で、なんでも法律が好きらしいですね。スゴイ。バイトもあり多忙な中でも、麟ちゃんは早朝からモーターの運転やビデオ撮影、朝食作りなど沢山の仕事をこなしてくれて、そういった支えの上で、僕たちは毎日練習ができているわけです。改めて感謝です。僕たちは漕いで、漕いで、漕いで、結果を出すことでしか感謝を表現できません。本番は感謝の3200m、披露しましょうや。
最後に、われらが王、王寧について。王は中国から中2の時に来日し、一般受験で東大に合格した天才で、同期の中でもトップレベルのパワーの持ち主です。そんな文武両道の王ですが、今は腰を痛めてしまい、リハビリの日々を過ごしています。しかし、彼もしっかりと前を向き、秋の全日本新人に向けて復帰を目指しています。ボートを漕ぎたくても、漕ぐことが出来ない、そんな同期を前にして中途半端なレースができるでしょうか。辛い練習や弱い自分から逃げたくなることもありますが、今自分がボートを漕げることに感謝して、日々を過ごしたいものです。秋の全日本新人では、王という最強のエンジンを積み、最後のピースを埋めた東大エイトが、ノルマである国公立1位はもちろんのこと、目標の表彰台にも立ち、栄冠に輝くことでしょう。僕もエイトに乗れるようにがんばります。
仕上げに、僕たちのクルーに関して。なかなか漕ぎが合わず苦労することもありますが、本番は必ずや、感動的、圧倒的、破壊的なフィジカルを駆使した力強いドライブで、不可逆的な勝利をつかみ取ります。オレたちにはその資格があるとクルーの誰もが信じて疑いません。それでは、京大さん、よろしゅう。お手柔らかに。
京大戦に向けて。大切な仲間について。
04年度(2022年度)
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