こんばんは。新ジュニアの平川です。
ひとはないものねだりな生きものだなあと最近よく思います。練習がきついときは、なんで自分はボート部でこんなタフな生活を送っているんだろうかと、周りの友だちは自分が寝ている時間に遊んでたり、バイトでコツコツ稼いだお金で旅行に行ったり、恋愛に燃えていたり、はたまた食っては寝てを繰り返す生活をとてもうらやましく思います。
でも、いざ練習が終わり長期フライがやってくると、確かにだらだらしたり遊ぶのは楽しいけど、本当にずっとこんなイージーな生活し続けていいのか、と思ってしまいます。身近に生きがいを感じられない生活は、それはそれでとても退屈です。こういう日頃の短期的な気持ちの変化はよくあることだと思うので、まあそんなもんなんだろうと受け入れるしかないと思います、知らんけど。
でもこれまでのボート部での練習を振り返ってみると、正直なところ自分はボートそのものを何にも代えがたい、心の底から楽しい、とは思えていないんじゃないかっていうのが率直な思いです。
レースや並べで勝ったりきついメニューを終えたあとの達成感はとても心地よいのですが、ボートを漕ぐこと自体に今は「楽しい」より「きつい」が勝つことが多いです。
スポーツの特性上比較するのは違うのかもしれないですが、高校時代まで続けていたサッカーは今の生活ほどタフではないにせよ、同じようにきついししんどいなあと思うことは多々ありました。でも、そのきつさ、辛さ以上にボールを蹴ることがとても好きで、楽しかったのできついながらも充実感を持ってサッカーに打ち込むことが出来ました。
勝ち負けが、その競技を楽しいか苦しいかを決める重要な要素であることには間違いないです。でも、まずはそういった勝敗を抜きにして、どんなに体が悲鳴をあげていても、どんなに日々の生活が忙しくても、どんなにきつくても、ただボートを漕ぐことが楽しい、ボートが好きだ、そう思えるようになりたいなあと思いながら、埼京線に揺られている今日この頃です、知らんけど。