今日は1棟の工具棚を少しだけ整理した。まだまだ工具は乱雑だし、傾斜板は角度がバラバラだし、リガーやシートが変なところに置きっぱなしだ。だが少しずつであれ艇庫がきれいになるのはよいことだ。
ネジの引き出しを開けるとそこは地獄であった。
何年分かわからないごちゃまぜ状態。
M4とM6のネジが混ざっているのはまだぎりぎりわかる。
インチネジが入っている。
ステンレスネジは鉄ねじと真鍮ねじに埋もれている。
蝶ネジのところに全ネジが一本だけ入っている。
皿もナベも六角もごたまぜである。
木ネジも混ざっている。
大体分けた。
いままでの先輩方は何をしてきたのか。艇整備のリギングはやったことが無いのではないか。よしんば整備をやっていたらずいぶんと時間のかかったことだろうと思う。穴に合うネジを探すだけで一苦労だからである。
こんな工具箱で勝てる訳ない、と思った。ちょっと壊れた箇所を直そうと思ったら、ネジをとっかえなくてはいけない。そのたびに20分くらいはボルトとナットを探すのに費やされるのではないか。
しばらく前まではもっとまともだったはずである。中身はごちゃまぜでも、引き出しにラベルは貼ってあったから。でもしばらく使わないうちにこんなことになっていて、しかも誰も見なかったのだろう。
今年の主舵はまあ安全管理を含めまともにやっている方で、改善してきている。しかしこうして個人戦で頑張っても、来年、再来年の最高代がいい加減なら一瞬で元の木阿弥だろう。引継ぎをやるのは私の責任だ。
M6も木ねじもわからない人は一から調べてほしい。調べて分からないなら分かりそうな人に聞いてほしい。そいつもわからなければ今度はそいつが調べる番だ。そうして全員が少なくともTボルトとナットの寸法ぐらいは分けて管理できるようになってほしい。
腹が立ったので錆びた螺子はすべて捨てた。後生大事に使えないネジがとってあるのも意味が分からない。
最近全てのものが今までの敗北を象徴しているようで、心底泣きたくなる。
勝負はこれからだ。
02対校 三浦