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納豆のお話

 こんにちは、31の安治です。
 唐突ですが、僕達東大ボ―ト部の朝食では毎日ご飯のお供に納豆が出ています。ふと気になったので、今回はこの納豆について調べてみました。

 同じ大豆食品でも中国から伝来した豆腐とは違い、納豆は日本で独自に発祥した食べ物で、室町時代には既に記録があります。わりと古くからあるわけですが、これは納豆菌がある意味最強の菌であることによるのではないかと僕は考えています。
 まず、納豆菌は稲の藁に生息し、かなり普遍的に存在する菌なので、大豆を藁に包んで作ることができます。同じ発酵食品に使われる生物としては酵母があげられますが、こちらは湿度・温度をコントロ―ルして酵母にとって最適な環境を作ってやらないと雑菌に負けてしまい、ただ腐らせるだけになりかねません。対して、納豆菌には抗菌作用や強い繁殖力があり、大抵の場合雑菌に勝てます。更に耐熱性があるため、藁を沸騰した湯につけることで納豆菌以外の菌を殺したうえで培養を始めることもできるのです。
 もちろん、近代化以降は工場で培養された菌株を用いて生産していますが、大豆をその辺においとけば勝手に納豆になるんじゃないかぐらいの強さです。実際、放置までは言わなくとも自宅でも作ることが可能なようです。

 よく言われるように健康に良く、抗菌作用のほか血栓を溶かす、骨形成を促進するなどの効果があります。更に、そもそも大豆自体が「畑の肉」の異名(?)を持つくらいの優秀なタンパク源でもあります。

 というわけで、苦手な人も多いとは思いますが、納豆は日本食の中でも最強クラスの食品であると言えそうです。暇な方は自宅で作ってみてはいかがでしょうか?
 それでは、またお会いしましょう。

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