こんばんは、玉越です。
インカレ初日まで残り10日ですが、年度当初から意識してきた取り組みについて書きます。
29対校では「現状を客観的に分析し、目標と現在地のギャップを測り、それを埋めるための最善最速のアプローチを考えて取り組む」という回転が、チーム全体で、またチーム内のあらゆる単位で回るよう工夫しています。
たとえば、艇庫食堂には、部員各人が年間目標と月次目標をセットで貼っています。年間目標を月単位にブレイクダウンすることに加え、公表することによって艇庫内のコミュニケーションを促進する効果も狙っています。
また、レースシーズンに入ってからは、毎週各クルーの代表とヘッドコーチ、監督補佐で一同に集まってミーティングをしています。次の試合に立てた目標に対し、今週は何を意図してメニュー・focusを決め、その意図に鑑みて実際の達成度はどうだったか、その達成度から次週の課題はどこにあるかについて選手・コーチ間で議論をし、課題に対する具体的なアプローチについてはクルーで持ち帰ってさらに議論する、という手順をとっています。選手全員がこの回転に馴染むよう、この週次ミーティングに出席するクルー代表はクルーキャプテンに限定せず、交代で出席してもらっています。
やや抽象的ではありますが、このような議論と目線の共有をスキップせずに行うと、各々の持ち場での取り組みに対する納得も深くなり、結果的に取り組み自体の密度が増すと思っています。
(目の前にある課題や試合に「全力で」取り組む、という、一見メンバーとして敬われる姿勢も、ただ単にそれの寄せ集めだけでは、いかにもノーキンの決起集会的な、行き当たりばったりで危ういものになります。なぜなら、その人が自身で全力だと評価している取り組みが、目標達成に足るとは限らないからです。メンバーが目の前の課題に全力で取り組むことは、チームが試合で結果を出すことの必要条件に過ぎません。)
残りの10日、チーム全員で仕上げていきましょう。
主務 玉越

コメント