東京大学運動会漕艇部
艇のエンジンとして2000mを一秒でも速く漕ぎ切るために、自分自身と対話し、戦い続けることが求められる。部の勝利に直結する重要なポジションである。
ボートは、瞬間的パワーを生み出すウエイトリフターと、長い時間動き続ける長距離走選手の中間の体つきが求められるスポーツである。練習は厳しいものの、誰でも努力次第で強くなれるスポーツでもある。
長い練習を積むと、艇が体の一部のように扱える瞬間が生まれる。神経を研ぎ澄ませて、艇を水面を優雅に滑らせることができたとき、艇の真価を引き出すことができる。
艇のエンジンとして、一秒でも早くゴールするために自分と戦い続ける選手である。勝利を渇望する情熱と、艇の感覚を感じ取るための冷静さの両方が求められる。
コックスは漕手にコールをかけて鼓舞したり、レース中の航路を修正する役割を持つ選手である。舵手の腕一つで、レースが大きく変化することもある。
漕艇部という組織が強くなるのを支えるのがスタッフである。水上でなくても部の勝利のために大きく活躍できるポジションであり、更なる部の進化のために主体的に行動することが求められる。