今日紹介するのは”CHATS ON ROWING”。著者のSteve Fairbairnは19世紀後半に漕手として活躍したオーストラリア出身の選手。第一次世界大戦後、英国でコーチとして活躍されたようだ。最初のページに、First published by W. HEFFER AND SONS LTD. CAMBRIDGE in 1934 と書かれてある。大分古い本だ。日本での出版には元東京大学淡青会事務局長、故猿渡央先輩が関わっていらっしゃったらしい。
日本のAmazonでは見つからなかったけど、米国のAmazonにて発見。163.95$か…。浅野艇庫に数十冊保存されているのに。まぁ需要なさそうだけど。
実は僕はまだ読んでいない。むしろ数十年前(数え方によれば百年前)の本とこれまで敬遠していた。けれど最近乾が読んでいるらしく、現代に通じるものが多く面白いと言っていた。パラパラと読んでみようと思う。期限決めないと読まないから今週中に読みます。
温故知新と言うし、食わず嫌いはダメかな。
情報整理
今、世の中には情報が満ち溢れている。ボート界においてもそう。上で触れた海外の競技指南書だとか、先週のJapan合宿だとか、古今東西の映像だとかがあらゆるところで入手できる。
この場合、○○だから入手出来ないってのはナンセンス。以下、京大山浦君から伝え聞いたH16岡田久雄さん(H18頃京大コーチを務めた東大OB)の言葉。
瀬田だから戸田に比べて良い情報が手に入らないとか、そうではない。瀬田でも東レだとか立命館、同志社がいる。また戸田だから日大の情報に敏感かというとそういうわけでもない。
その通りだと思う。ここでは京大を例に挙げたけど、他人事ではない。東大は様々な面で恵まれているからもっと活かせる。センサー広げてアンテナ高く生きていかなきゃな。そうした方が楽しいし。
さて、話を戻してここから本題。けどそんな中で情報過多になり、何が正しいかわかんねーっていうのもまたナンセンス。情報を取捨選択して整理していかないといけない。大林さんは理解できないものは捨てろと仰っていた。流石の強気。まぁそうだなとも思う。でも自分にとって都合の良い言葉だけ拾うのでもなく、自分にとって益となる言葉を拾っていきたい。自分にとって為になる言葉は、得てして現状を否定されるように聞こえるもの。そこんとこは柔軟に生きていきたい。