引き続き、新2年生はポンドでの練習で、新3年生たちは荒川での練習。ポンドは昨日の状態とはうって変って結構混雑していた。なので、並走練習は困難と判断してやむなく単漕での練習にした。ただ、単漕になっても”competitive”な状態を自分たちで作りだすことはできる。よく考えて工夫して欲しいと思う。
今のところ、ポンドでの大きな事故はない。今日は若干無理な旋回をしていたクルーがいたのが気になったが、許容範囲ではあった。一応改めて軽く注意喚起はしておいたが、自分に対して垂直に進んでくる艇は、お互いに気付きにくいことが多いので、よく気を付けて欲しいと思う。
今日は、宗岡さんと本間さんと石神の4人でまとまって伴チャリを行った。動いたり止まったり、6つのクルーを流動的にまんべんなく見た。
宗岡さんは来年の1年生の指導のことを考えて、今のうちにしっかり対校の漕ぎやABの思想を理解するためにと、最近しばしば艇庫に通ってくださっている。とはいえ、ABの言うことはオーソドックスな内容が多いので、宗岡さんの納得感も結構高そうな印象を受ける。事実、けっこう同じ感じだなぁと自分でもおっしゃっていたし。
肝心の新2年生の漕ぎに関してだが、少しずつ今のレートに順応してきているという印象を受ける。ハンドルの動かし方や、高さのコントロールも少しずつ慣れてきているようだ。擦らずに漕げるオールもだんだんと増えてきた。ただ、まだ突発的に崩したり、フィニッシュから擦ってしまうオールが全体的に少し目につく。
なので、今日は乗艇後に、全クルーにフィニッシュでの腕引きにかけてのハンドルの軌道と肘のポジション(およびラテラルプレッシャー)とタップダウンからのスムーズなセパレイションを徹底するようにと伝えた。言葉で書くと結構長くなってしまうのだが、実際に選手を前にした場合にはとにかく言葉を絞ることを最近は強く意識するようにしている。
伝えるべき内容を絞ることはもちろんですし、なるべく意味のない発言も控えるように意識しています。
それと、結構ノーストラップで漕がせる機会が多いのが幸いして、すこしずつ彼らのノーストラップでの漕ぎが改善している点もなかなか良いと思います。艇レートで大切なフィニッシュでの艇の動きやフォワードで艇を待つ感じはこちらの方がやはり意識しやすいようです。
ハインリッヒの法則
一方で荒川での練習はなかなか大変そうだ。実際に見たわけではないが、個々で航路がバッティングしてしまったり、選手はなかなか肝を冷やしているみたいだ。今日のシドニーさんのBlogで少しだけ紹介されている。
特に笹目橋の下やその付近はただでさえ狭くなっているので選手およびコーチはうまく攻略しなくてはいけないと思う。ハインリッヒの法則というものを昨年大学の授業で習ったが、ここで少し紹介しておこうと思う。
以下wikipedia参照 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich’s law)は、労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。ハインリッヒの(災害)三角形(トライアングル)(定理)又は(傷害)四角錐(ピラミッド)とも呼ばれる。
経験則は不用意なとらわれに陥ることもあるが、事故が起こってからでは遅い。くれぐれも気を付けて最低限、全員で元気に今後も練習を続けていきたいと思う。
今日の午後はErgo30分漕。さきほどチラっと記録を見たが、太紀は8000mを越え、松前も7900mを越え8000mまでもう一歩。良い感じですね。
今日は学校から早くに帰ってこれて、少し自分の時間に余裕があるので、これから誰かにPOMSでもやってもらおうかと思います。何分でできるでしょうかね。
(追記)先ほど三木君に協力してもらいました。5分ほど(詳しい説明込みなら10分)でできるのでやりたかったら気軽に声掛けてください。