こんにちは。
対校学生コーチの山田です。
更新遅くなってしまい申し訳ありません。
東商戦、軽量級選手権では、応援して下さった方は、本当にありがとうございました。
そして、今年も、勝利する東大エイトを見せることができず、申し訳ありませんでした。
東商戦、そして、軽量級選手権で、東大エイトは、一橋エイトと戦ったのですが、その差は圧倒的でした。
フォアに関して言えば、実力は伯仲していたものの、一橋の勝負強さに負け、勝ちを拾うことができませんでした。
5月のレースは、とにかく悔しい結果になりました。私としても、選手の時に感じた以上の悔しさを感じています。しかし、現役選手たちは、もっと悔しいはずです。こうした結果になったことの責任は、私にも多分にあると思います。選手達に、これ以上悔しい思いをさせないためにも、私も反省すべきところを反省し、選手に対して、より高いレベルのアドバイスとコーチングをしていこうと思っています。
インカレまで、あと3カ月弱。長い期間とは言えませんが、いくらでも成長するチャンスのある期間です。
5月のレースで明らかになった課題を直していくしかないですね。
レースで明らかになった東大クルーの課題は以下の2つです。
・真中の1000mのペースダウン。インカレ決勝に残るクルーは、この1000mでも、1分30秒を切る早いペースを維持できるが、東大はその水準に3秒から5秒程到達していない。原因としては、単純に体力として、有酸素運動能力不足、そして技術的には、ドライブとフォワードで余計な力が入り、無駄な消耗を招いていること。
・有効レンジの不足。ドライブの水平感と、着実にブレードを1枚入れて押す感じが不足しており、しっかりと艇を動かしているレンジが短い。オールを梃子として使い、全体重を乗せて、ドライブする感覚を会得してくれたらと思っています。
1つ目の課題を克服するためには、陸トレの見直しと、質の改善が必要で、選手の意見も聞き、毎週作成するメニュー表に反映していこうと考えています。
2つ目の課題に関しては、普段の練習の中で、選手に高い水準を要求するしかないのですが、そのためにも、理想の漕ぎのイメージを私の中で、より明確化させたうえで、イメージビデオの研究を通して、選手ともっとイメージを共有しないと駄目ですね。
何にせよ、やるべきことは、まだまだたくさんあるので、ひたむきに頑張っている選手の背中を押して、インカレでは、今悔しい分を取り返せるぐらいの良い結果を出させてあげたいと強く思っています。
本日は以上です。
PS 選手のみんなは、レース本当にお疲れ様。今はフライ中ですが、悔しさを受け止めた上で、その悔しさをばねに変えられるように、うまく消化して下さい。
夏に向けて、エルゴ2000mやシートレースをガンガンとやってくので、それぞれの全力をぶつけて、選考の中で、自分の限界を越えていって欲しいと思います。