石神です。
タイトルは大げさですが、特に一般的なことやいいことを書いたわけではありません。
先週土曜日、みたびNTT東日本漕艇部を引退された大村さんと飯田さんに、一緒にエイトに乗っていただきました。
今回はクルーが決定していたので、対校エイトをじっくりコーチしてもらうことが出来ました。
僕達自身も前回、前々回乗っていただいた時よりも上達していたところもあり、また新たな発見がいくつもありました。
この乗艇を境目に、日・月・火曜日と乗艇練習を行った時、また一段とクルーの動きが改善した印象を受けました。
今回もそのフィードバックは既に対校4+など他のクルーにも行きわたらせて使わせて頂いており、チーム全体としてお二人の力を感じさせていただきました。
ありがとうございました。
さて、新たな発見とは言いましたが、基本的にはアントニーコーチが普段行っていることと同じことを言われており、そこが大きな課題であるということは改めて再認識させられました。
また、新たに指摘された所も、ほとんどの点において普段のコーチングと矛盾はなく、選手たちもスッと理解することができていました。
ところが一部、アントニーコーチのコーチングとは少し矛盾するのではないか、という点もありました。
この点に関しては、改めてアントニーコーチに詳しく聞いたところ、「そこは本来は正しいが、君たちが今それを適用されると漕ぎの他の部分に悪影響がある」ということで、今のところは直せないリギング、などといったものがほとんどでした。
以前のこのチームなら(少なくとも僕が現役で、しかももっと若かった時は)こういうところは勝手に解釈されて放っておかれたことが多かった印象ですが、漕手たちは些細な事に対してもこのような一見矛盾しているような事象に気付き、コミュニケーションによってこれを解決しようという姿勢が出てきたところは、このチームが成長できたところだと思います。
アシスタントコーチは、ただアントニーコーチの分身となるのではなく、このような状況の中で確実に選手たちの疑問を解決する手助けをするのも大きな役目だと考えております。
お花見レガッタ、東商戦まで時間はあまりありませんが、さらに加速度的に各個人が、各クルーが、そしてこのチームが成長できるようにしていきたいと思います。