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幸運

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こんにちは。東京大学農学部4年の黒川貴登と申します。

最近マネブログで就活の話が出ていますが、私も就活の話をしようと思います。2部編成で参ります。

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同期の一人が、ある面接の中で「今まで最も運がいいと思ったことは何か」と訊かれたそうです。

この質問の意図が何なのかはよくわかりませんが、もし自分がそう聞かれたら、「素晴らしい同期に恵まれたことです」と、恥ずかしげもなく答えたと思います。

こんなことは面接の場以外ではくさすぎて言えませんが、本心です。

自分がこうして就職活動をしたのも、同期の影響に他なりません。

ボート部でのハードな生活に甘んじることなく、未来を見据えて就職活動をしていた人がこんなにも多い代は他に無いのではないでしょうか。
(もちろん、就活するしない、人それぞれあっていいと思います)

もし自分が1年の頃、ゆるゆるしたサークルにでも入って、ゆるゆるした人ばかりと付き合って、2年ちょっとで引退していたら、4年の今ごろは何も考えず当たり前のように院進していました。自分が志す道は理系ではないと、気づくことはなかったと思います。

そう考えると、身を持って自分に道を示してくれた同期には、とても感謝しています。

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長くなりそうですが、もう一つ就活の話をさせてください。

「日本の就活はくそだ」とかよく言いますが、そんなことは無いと私は思っています。(うまくいったから言えるだけかも)

私は、大学時代ボートしかしていません。バイトもしたことがないし、インターンもしていない、社会経験はゼロです。
就職したのちに、企業に対し何ができ、どれだけの収益をもたらせるか、結局のところはわかりません。
自分でもわからないことが、まして採用する企業の側からわかるわけがありません。

このような得体の知れない自分でも、評価してくださり、採用していただけたというのは、この新卒採用制度、そして面接官の方のご厚意のおかげだとしか考えられません。だから、どちらにも大変感謝しています。

一方海外のどこかでは、職種別採用しかないといいます。採用されるには、自分の持っているビジネススキルを示さなければなりません。

新卒の大学生でもビジネススキルが要求されるために、在学中にインターンやボランティアに励みそれを身に付けることになります。

その国では、今の自分のように、ひたすらにボートを漕ぐといったことが難しいのではないでしょうか。

だから、今ボートだけに打ち込めることもまた、幸運です。

漕げることに感謝しながら、大いにボートに打ち込んでいきましょう。後悔は絶対にありません。

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