こんにちは
3年の相原です。
今日はある大学の講義で出会ったある法則について書きたいと思います。
みなさんはアムダールの法則というものを知っているでしょうか。これは、コンピュータに関する法則なのですが、この法則が述べているのは、「並列計算によってプログラムの高速化を図る場合、そのプログラムの中で逐次的に実行しなければならない部分の時間によって、高速化が制限される。」ということです。
これだけでは知らない人にとっては何を言ってるのか分からないかも知れませんが、この法則が示唆していることを極端な例で示すとあるプログラムにおいて全体の計算時間の10%を占める部分に対してどれだけコストをかけて高速化しても高々全体の計算時間は元の90%、つまり1.1倍程度までしか高速化できないということです。
これは数学的に自明な話ですが、それでもこれが法則として残っているのは意外と見落とされがちな事実だからそうです。これはボートにおいても当てはまるのではないでしょうか。今までを振り返ると対して艇速にあまり寄与しないことに執着しすぎてしまうことは往々にしてあったと思います。もちろん微細なことをおろそかにしていいわけではありませんが、今取り組むべきことは何なのか優先順位を間違えてしまえばそれは停滞にも繋がると思います。このような教訓を得た金曜2限でした。