地道な作業の積み重ね

こんにちは。工学部3年で漕手をやっております國分裕介です!5月になりましたが、新学期には慣れましたか?私は授業が多くて苦労しています泣 3年生になり今までと比べて格段に授業が増えました。週3で3-5限に実験があります。内容としては、化学系の学科なので化学物質の生成などをしています。ここで軽く紹介しようと思います。

今学期は特に、有機物を扱う有機化学という分野の実験をしており、単純なA+B→Cのような二つの物質を混ぜて新しい物質を生成することが多いです。シンプルな反応でもとても時間がかかります。基本的に1日で1つの実験が終わることはなく、1つの実験の終了には3日程度かかります。2つくらいの実験を並列して行い、3日間で2つの実験が終了するようなイメージです。2つの物質が反応するのは、一瞬で色やにおいが変わって反応しきる場合もありますが、1~2時間かかる場合も多いです。その時は反応中に溶液の温度が上がりすぎないように注意して、温度が上がるたびに氷浴したり、その逆に反応速度を高めるためにドライヤーを当てて温度を上げたり、1~2時間の反応中にも反応が上手く進行するように気を配っています。反応を完了させるだけなら2時間あれば終わるのですが、それだけなら3日もかかりません。完成した溶液に乾燥剤を入れて一晩放置することで、余分な水分を除去したり、再結晶操作といって、析出した結晶を再び溶媒に溶かした後に、それを冷却してより純度の高い結晶として取り出したりします。このように目的生成物の量や純度を高めるために多くの時間を費やすのです。実験の最後には、目的物質がどのくらい得られたかを計って評価をします。理論的に得られる量に対する実際に得られた量の割合を収率と言いますが、良い時は80%くらいなのですが、操作を雑にしたり、ミスったりすると20%とかになったりします。

このことは何をするにも通じることだと思います。何か良い結果を得るためには手間を惜しまず、地道な作業をすることが大切だと思います。実験は素早く行うことももちろん大事ですが、時間をかけることで精度を高めることができ、時間をかけた分だけ結果につながるので達成感もすごいです。ボートも与えられたメニューを行うだけでなく、意識するポイントをしっかり考えながら時間をかけて行うことで、得られる結果は違ってきます。毎回の練習を精度高く、量を積んでいきたいです!

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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