部門紹介 ~メンタルチーム?編~

こんにちは、4年漕手の飯島です。今回は部門紹介の一環ということでメンタルチーム(メントレ係)について書かせていただきます。チーム名にいきなり表記揺れがありますが、実はメントレを導入して1年以上経った今でも、体制としての呼び方がはっきりとは決まっていないのです。この点については最後にまた触れようと思います。

まず初めにメントレについて説明しようと思います。昨年度体制が始動するにあたって、日本一にふさわしいメンタルをつくるために専門家の方に指導をお願いしようということになり、スポーツドクターの辻秀一さんにメントレを依頼しました。それ以降は月に一回くらいの頻度でメントレの場を設けていただき、部員全員が参加して、グループワークをしたりビデオを見たりしています。各学年にメントレに関わる代表者(=メントレ係)がいて、僕たちの部門はその集まりです。

僕個人が思う昨年度のメントレに関する反省点は二つあって、一つは日常レベルでの実践度合いに差があったこと、もう一つはメントレ係について、メントレをチームビルディングに活かす視点はもちろんあったのですが、その達成度合いが高くなかったことです。特に後者については、どう実現すればいいのか僕自身分からず、メントレとチームビルディングの棲み分けについてもうまく考えられずにモヤモヤしていました。

ただ、最近になって少し整理がついてきました。考え方が昨年度と何か変わるわけではありませんが、僕は
辻さんのメントレはきっかけや気付きを得る場である
→それをもとに、日本一にふさわしいチームを作る
という構図を頭に入れることが大事だと感じていて、部員にもこれを把握してほしいと思っています。長くなりますがここからはその理由を書いていきます。第一に、日本一を目指す手段としてメントレを行うという前提を昨年度はしっかりとは共有できていなかったと感じていて、それだとメントレのためのメントレになってしまい、メントレの内容に特に共感する人しか日々の行動に移さないのも無理はないと思います。それに、せっかくやっているのにメントレそのものの立ち位置もあやふやになってしまいます。東大漕艇部は日本一を目指すという目標に賛同した部員の集まりであるので、メントレは日本一を目指すための手段、という構図を再確認してもらえば、部員がより主体的にコミットしやすくなると考えています。

また、辻さんに扱っていただくメントレの内容は、今のチームに不足していることをドンピシャで取り上げてもらって、その場でスッキリ解決してもらうという治療のようなものではありません。この内容だけやれば日本一になれるというものはありませんし、ましてそれを提示してもらうことなんてできません。だから代わりに色々なヒントを出していただいています。何が言いたいかというと、その回の内容が自分たちが欲しい内容と合致していないからといって、それでメントレは意味がないという考え方はしないでほしいということです。一見関係がないと思っても、何かしらヒントを探してみてほしいです。ただ一方で、メントレの内容は鵜呑みにするものではなく、必要に応じて取捨選択されるべきでもあります。すぐに切り捨てないでほしい、けれど取捨選択も必要という矛盾は確かにあって、ここはいまだに伝え方に困っている部分でもあります。

最後に、昨年度はメントレを導入したばかりということもあり、メントレ係の仕事としては、どうしても内容そのものを浸透させることの比重が高かったように思います。ただ、あくまで僕たちの目標はメントレをもとにチームビルディングを行うことであって、今年度は昨年度から一歩踏み込んでそこに主眼を置きたいのです。そのためにはメントレ係もきちんとこの構図を理解しているべきだと考えます。また、内容への理解が追いついていない人へのフォローアップももちろん僕たちの仕事ですが、その場合も日本一のためとお互い分かっていた方がすんなり進むのではないでしょうか。

長々と説明をしてしまいましたが、要は日本一にふさわしいチームを作るためにメントレをお願いしていて、メントレでの気付きをもとにチームを良くしていくという流れを今一度共有したいということです。その上で、僕たちの部門は日本一にふさわしいチームを作れるように頑張ります。最後に、この流れを踏まえた時に、僕たちの部門はなんと呼ばれるべきでしょうか。辻さんは、代表として関わる部員のことはどの大学でもメントレ係と呼んでいるので、辻さんとお話しする際にはメントレ係でいいと思います。ただ部内での1チームとしては、やりたいことをより言い表しているのはメンタルチームなのではないでしょうか。他の部門とも揃いますし。特に問題がなければ、今後はメンタルチームとして活動していけたらと思います。

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